株式会社キッズラインは、家事代行サポーターの選考にAI面接を導入しました。
キッズラインが見る家事支援市場拡大と担い手不足の課題
共働き世帯や単身世帯、高齢者世帯の増加を背景に、家事代行の市場規模は過去10年間で6.2倍と拡大を続けており、事業者数も年々増加しています。経済産業省の調査報告書が示すこの数字は、市場規模が過去10年間で6.2倍と拡大を続けていることを示したものでした。
一方で、需要拡大に対して担い手の確保が追いつかないことが、業界全体の課題です。育児・介護や本業と両立しながら働きたい方、ブランク後に再挑戦したい方など、多様な人材が新しい一歩を踏み出しやすい環境づくりが求められています。近年では、家事支援サービスの資格制度創設の検討も進められており、「家事スキル」を社会的に評価する動きにも注目が集まっているのではないでしょうか。
キッズラインがAI面接導入で24時間365日登録可能な選考フローへ
株式会社キッズラインは、こうした背景を踏まえ、家事代行サポーター選考に「24時間いつでも登録」を導入しました。従来は、日程が決まったオンライン登録説明会への参加が選考の入口でした。日中は仕事や育児などで動けない方にとって、決まった日程での参加がハードルとなるケースも少なくありません。
AI面接の導入後は、スマートフォン1台で書類選考から面接までを完結できます。深夜や早朝、スキマ時間など、「やってみたい」と思ったタイミングで選考を始められる環境が整いました。AI面接には株式会社PeopleXのサービスを活用しており、合否判定はAIではなくキッズラインの専門スタッフが実施します。その後も、オンライン選考や実技研修を通じ、応募者一人ひとりの経験・家事スキル・人柄をスタッフが丁寧に確認する選考プロセスを設けています。
選考フローの変化は、以下の通りです。
- Before:登録説明会→書類選考/面談→オンライン研修→実技研修→デビュー
- After:24時間いつでも登録→オンライン研修→実技研修→デビュー
「まずは説明を聞きたい」という方には、スタッフが運営する登録説明会から選考を進めることも可能です。
キッズラインのベビーシッター選考では応募34%増・選考期間最大1ヶ月短縮
先行導入したベビーシッター選考では、導入後の応募が前年比34%増加しました。ベビーシッターを希望する保育士の方は日中に時間が取りづらく、選考に踏み出せないケースも少なくありませんでした。
「24時間いつでも登録」により、「思い立ったときに行動できる」環境として機能しています。従来は、選考完了まで最大2ヶ月かかるケースもありましたが、AI面接導入後に選考期間が最大1ヶ月短縮されました。
実際に利用したサポーターからは、「空いた時間に進められてよかった」「自宅で受けられることが決め手だった」といった声が寄せられています。AI面接自体への反応としても、「操作が簡単で、話した内容を汲み取ってもらえた」「対面のようなプレッシャーがなく、自分のペースで進められた」といったポジティブな声がみられました。
この結果は、採用プロセスの入口設計がいかに応募者の行動を左右するかを示しています。業界全体としては、選考の非同期化が有効な打ち手になりえることを示す事例です。
キッズラインの「24時間いつでも登録」開始記念キャンペーン概要
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| キャンペーン期間 | 2026年5月26日(火)〜6月30日(火)にエントリー・選考完了 |
| デビュー期限 | 登録日から30日以内(2026年7月30日(木)まで) |
| デビューお祝い金 | 5,000円 |
| 友達紹介特典 | 10,000円(併用可) |
| 最大受取額 | 15,000円 |
| 対象エントリー | 「登録会」「選考会」「24時間いつでも登録」いずれかへのエントリー後、AI面接・書類選考・プロフィール作成を完了した方 |
| 運営会社 | 株式会社キッズライン |
| サービス対応エリア | 全国47都道府県 |
| サポーター数 | 5,300名以上(2026年2月現在) |
| 累計依頼件数 | 270万件以上 |
| 法人利用 | 2,300社以上 |
| 所在地 | 東京都港区六本⽊5-2-3 マガジンハウス六本⽊ビル7F |
| 代表者 | 福田太樹氏 |
| 公式サイト | https://kidsline.me/ |
trends編集部の一言
ベビーシッター選考への先行導入で応募が前年比34%増加し、選考期間が最大1ヶ月短縮されたという数字は、採用プロセスの入口設計がいかに応募者の行動を左右するかを示す結果です。業界全体としては、担い手不足という構造的な課題を抱えるサービス業において、「いつでも応募できる」という選考の非同期化が有効な打ち手になりえることを、この事例は示しています。
マーケティング施策においても、ユーザーの「行動したい瞬間」を逃さない設計の重要性は業界横断の共通課題です。受付時間や応募フローの制約を取り除くことでエントリー数が変化するケースはマーケティング業界でも少なくなく、今回のAI面接導入の効果はその典型例と言えます。「思い立ったときに始められる」という体験設計は、採用領域にとどまらず、サービス設計全般における重要なトレンドとして業界全体から注目される動きです。
References
- ^ PR TIMES. 「【家事代行】サポーター選考のAI面接が本格スタート―ベビーシッターでは導入後の応募が34%増加 | 株式会社キッズラインのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000189.000011508.html, (参照 26-05-28).
