プロコミットパートナーズ法律事務所(以下、PCPL)は、生成AIによる一次レビューと弁護士の最終チェックを組み合わせた契約書レビューサービス「ハイブリッドレビュー」の提供を開始しました。
ハイブリッドレビューの仕組み
同サービスリリースの背景には、スタートアップが抱える契約書レビューのコストや納期に関する課題があります。生成AIによる契約書の一次レビューを元に、弁護士がコメントを付与して最終チェックを行う構造で、アウトプットは、リスクコメント付きのWordファイルで、一部修正も含まれます。
対象契約はNDA、業務委託契約、取引基本契約等(PCPL指定の契約類型)です。ファイル形式はWordファイル(docx)に対応しています。納期は原則翌営業日(17時までの依頼)または翌々営業日(17時以降の依頼)です。
料金は定額制で、契約類型ごとに設定されています。例としてNDAは1万円(税別)です。追加質問や修正依頼については、料金÷5,000円で算出した回数分がサービスに含まれます。
対象となるのは次のようなスタートアップです。
- 弁護士に依頼したいがコストを抑えたいスタートアップ
- 契約書レビューの納期を短くしたいスタートアップ
- フルレビューまでは不要なケースがあるスタートアップ
- 生成AIによるレビューの品質に不安を感じているスタートアップ
「ハイブリッドレビュー」は、PCPLの既存サービスである顧問契約・スポット契約に基づく通常の弁護士レビューと併存するサービスです。顧問契約を締結済みのクライアントには、顧問契約に基づく割引が適用されます。
ハイブリッドレビューの料金・納期一覧
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 提供事務所 | プロコミットパートナーズ法律事務所(PCPL) |
| 代表弁護士 | 長尾卓氏 |
| 所在地 | 東京都目黒区下目黒2丁目19番6号 F&Tビル4階 |
| サービス名 | ハイブリッドレビュー |
| 対象契約 | NDA、業務委託契約、取引基本契約等(PCPL指定の契約類型) |
| 納期 | 翌営業日(17時までの依頼)/翌々営業日(17時以降の依頼) |
| 料金 | 定額制(例:NDA 1万円(税別)) |
| 追加質問・修正 | 料金÷5,000円で算出した回数分を含む |
| ファイル形式 | Wordファイル(docx) |
| アウトプット | リスクコメント付きWordファイル(一部修正含む) |
trends編集部の一言
NDA一件に1万円(税別)という定額設計は、従来の弁護士レビューと比較して、比較的導入しやすい価格帯として受け止められる可能性があります。法務DX領域全体としては、生成AIだけで契約書レビューを完結させることへのリスク意識が高まっており、「AIに任せる範囲」と「専門家が責任を持つ範囲」を明確に分けたハイブリッド型の設計思想が注目を集めている段階です。
同種サービスでは、AIの出力をそのまま最終成果物とする設計も存在する中、弁護士による最終チェックを必ず介在させる構造は、法務分野における責任の所在を明確にしようとする潮流と一致します。品質よりもスピードとコストを優先するとサービス自体が明示している点も、利用判断の材料として、誠実な姿勢と捉えられます。
References
- ^ PR TIMES. 「AI×弁護士の「ハイブリッドレビュー」を提供開始 | プロコミットパートナーズ法律事務所のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000004.000107322.html, (参照 26-05-23).
