HubSpot Japan株式会社は2026年4月15日、半期ごとの製品発表「Spring Spotlight 2026」において、新製品「HubSpot AEO」を含む、100以上の製品アップデートを発表しました。
Spring Spotlight 2026で打ち出されたGrowth Contextという考え方
今回のアップデートに共通する思想は、企業と顧客の行動履歴、市場環境、チームの業務の進め方といったコンテキストを理解してこそ、AIは成果につながる提案ができるという考え方です。HubSpotはこの枠組みを「Growth Context」と呼んでおり、「マーケティング」や「営業」、「カスタマーサービス」の各チームが活用できるよう設計されています。
基盤となるのはAIとCRMを搭載した「Agentic Customer Platform」であり、顧客データと企業固有のコンテキストを一元管理します。人とAIが協働してマーケティングや営業、カスタマーサービスを行うことを支援するプラットフォームと説明されており、HubSpot社内データによれば、ユーザー企業のサイトへのオーガニック流入は前年比で27%減少しているとのことです。
Breeze案件創出エージェントと顧客対応エージェントの強化内容
収益拡大とサポート対応の拡大を担うのが、「Breeze案件創出エージェント」と「Breeze顧客対応エージェント」の機能強化です。営業担当者が事務作業に追われて商談機会を取りこぼす状況を防ぎつつ、問い合わせ対応の自動化範囲を広げる狙いがあり、今回発表された主な強化点は次の4点です。
- 案件創出エージェントの工程対応拡張
- スマート取引進行による自動更新
- 顧客対応エージェントのメール対応追加
- トーンやチャネル別の制御機能
「Breeze顧客対応エージェント」の導入企業では、解決済みチケット数が25%増加し、対応速度も15%向上したと紹介されています。またユーザーの全体平均では、問い合わせの70%が自動で解決されており、コンテキストの蓄積に応じて精度も高まる運用面の特徴が示されています。
HubSpot AEOと主要アップデートの提供条件
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 発表主体 | HubSpot Japan株式会社 |
| 発表日 | 2026年4月15日 |
| 新製品 | HubSpot AEO |
| AEO提供形態 | Marketing Hub内機能と単体製品 |
| プロンプト提案対象 | Marketing Hub Pro/Enterprise |
| AEO導入効果 | AI経由流入が20%増加 |
| 直接実行機能 | 2026年後半に提供開始予定 |
| アップデート総数 | 100以上 |
trends編集部の一言
今回の発表で気になったのは、AI経由のサイト流入が約3倍に増加しているという調査結果と、自社データで27%減少というオーガニック流入の落ち込みが、同じ文脈で語られている点です。ChatGPTやGeminiの回答に自社が登場するかどうかという評価軸は、従来のSEOダッシュボードでは測れず、AEOのような「AIの回答内での表示状況を可視化する仕組み」が必要だと感じました。
Breeze顧客対応エージェントが問い合わせの70%を自動で解決しているという数字も、業務棚卸しから始める進め方と、相性が良いと感じます。メール対応やトーン設定、段階的な展開といった制御機能がそろっているため、いきなり全件を任せるのではなく、小さく割合を決めて試せる点は、現場担当者にとって検討材料になりそうです。
References
- ^ PR TIMES. 「HubSpot、AI検索に対応する新製品「HubSpot AEO」を含む100以上の製品アップデートを発表 | HubSpot Japan株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000081.000037724.html, (参照 26-04-15).
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