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発表:株式会社パブリカ/原文:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000030.000079123.html(2026年7月30日 09時00分 配信)/転載日:2026年7月31日
AI・クラウド・PLM・ERP・IoTまで。公開事例を分析し、製造業DXで活用される企業・技術・ベンダーの最新動向を整理しました。
株式会社パブリカが運営しているものづくり新聞(代表:伊藤宗寿)は、世界の製造業DX事例を継続的に収集・分類している「製造業DX事例データベース」をもとに、リアルな課題と解決策を紐解くレポートを配信しています。このデータベースは、ものづくり新聞が日本と世界のニュース記事やプレスリリースなどを毎日自動取得しデータベースに蓄積する仕組みで、製造業向け情報発信を目的として構築した仕組みです。
今回の分析では、データベース内の4,506件の製造業DX事例を対象に、各事例に記載された「導入技術・ツール」「ベンダー・パートナー」などの項目をもとに、製造業DXの現場でどのような企業・サービス・技術が活用されているかを整理しました。
分析の結果、Microsoft、NVIDIA、AWS、SAP、Siemens、Google Cloudなどのグローバルテクノロジー企業に加え、日立製作所、NEC、富士通、NTTデータ、横河電機、オムロン、三菱電機などの国内IT・制御・産業技術企業も多く登場していることが分かりました。
調査の背景
製造業DXでは、スマートファクトリー、AI検査、予兆保全、デジタルツイン、PLM、ERP、MES、生成AI、ロボット、自動化、データ基盤など、多様なテーマが同時に進んでいます。
一方で、製造業のDXは単一ツールの導入では完結しません。
クラウド企業、産業ソフトウェア企業、制御・FA企業、SIer、コンサルティング企業が連携しながら、業務変革を支援する構図が見られます。
「製造業DXでは、どのような企業が支援を担当しているのか」
「同業他社は、どのツールやクラウドサービスを活用しているのか」
「AI、IoT、PLM、MES、ERPなど、どの領域でどのベンダーが登場しているのか」
「ベンダー選定の前段階として、市場全体の傾向を知りたい」
こうした課題に対応するため、ものづくり新聞では、日々更新している製造業DX事例データベースをもとに、関連事例を分野別に整理しました。
公開事例でよく登場する支援企業・ベンダー
今回の分析では、事例本文、導入技術・ツール、ベンダー・パートナー欄などに記載された企業名・サービス名をもとに、登場傾向を整理しました。
| 企業・ブランド | 登場件数 | 主な関連領域 |
| Microsoft | 329件 | Azure、Power Platform、Power BI、Copilot、生成AI、クラウド、業務アプリ |
| NVIDIA | 202件 | AI基盤、GPU、Omniverse、ロボット、デジタルツイン、エッジAI |
| AWS | 169件 | クラウド、データ基盤、AI、IoT、Amazon Bedrock、SageMaker |
| SAP | 143件 | ERP、S/4HANA、製造実行、SCM、業務基盤 |
| Siemens | 138件 | PLM、Teamcenter、Xcelerator、デジタルツイン、産業ソフトウェア |
| Google Cloud | 85件 | クラウド、生成AI、Gemini、Vertex AI、データ分析 |
| 日立製作所 | 72件 | IT/OT連携、AI、制御、社会インフラ、製造DX支援 |
| NEC | 55件 | AI、画像認識、データ活用、製造業向けDX支援 |
| 富士通 | 55件 | データ基盤、AI、業務改革、製造業向けIT支援 |
| オムロン | 51件 | 制御、センシング、FA、現場データ活用 |
よく活用されている技術・ツール領域
製造業DX事例に登場する技術・ツールを領域別に整理すると、AI・機械学習、IoT・センサー、クラウド、データ基盤、ロボット・自動化、CAD/CAE・シミュレーション、生成AI、ERP、MES、PLMなどが幅広く使われていました。
| 技術・ツール領域 | 登場件数 | 主な内容 |
| AI・機械学習 | 2,416件 | 画像認識、異常検知、予測モデル、品質分析、需要予測 |
| ロボット・自動化 | 1,299件 | 産業ロボット、協働ロボット、搬送自動化、RPA、自律化 |
| IoT・センサー/エッジ | 1,200件 | 設備データ取得、センサー、エッジ処理、PLC/SCADA連携 |
| クラウド基盤 | 1,101件 | AWS、Azure、Google Cloud、クラウドデータ基盤、SaaS |
| データ基盤・分析/BI | 1,045件 | データレイク、BI、ダッシュボード、データ可視化、DataOps |
| 生成AI・LLM | 698件 | ChatGPT、Copilot、Gemini、RAG、AIエージェント、文書検索 |
本分析の位置づけ
本分析は、各社の市場シェアや導入実績数を示すものではありません。公開されている製造業DX事例において、どのような企業・サービス・技術が登場しているかを分析したものです。
分析から見えた3つの傾向
1. 製造業DXは、単一ベンダーではなく複数技術の組み合わせで進んでいる
製造業DXでは、AI、クラウド、IoT、データ基盤、ERP、MES、PLM、ロボット、生成AIなど、複数の技術が組み合わされます。そのため、クラウド企業、産業ソフトウェア企業、制御・FA企業、SIer、コンサルティング企業が連携する形が多く見られます。
2. ITとOTをつなぐ支援企業の重要性が高まっている
製造業DXでは、業務システムだけでなく、設備、センサー、制御、現場作業、品質、保全などのOT領域との接続が不可欠です。現場データを正しく取得し、業務に使える形に整える支援企業の役割が大きくなっています。
3. 生成AIとデータ基盤の登場により、支援企業の役割が変化している
従来はシステム導入やデータ可視化が中心でしたが、今後は社内文書検索、設計支援、保全支援、品質分析、現場問い合わせ対応、業務自動化など、業務プロセスにAIを組み込む支援が重要になります。

製造業がベンダー・ツールを選ぶ際の視点
今回の事例分析から、製造業が取り組みを検討する際には、以下の観点が重要であると考えられます。
・自社の業務課題とツールの得意領域が合っているか
・製造現場、設備、OT領域への理解があるか
・ERP、MES、PLM、品質、保全など既存システムと連携できるか
・クラウド、AI、データ基盤、セキュリティを含めて設計できるか
・導入後の現場定着、人材育成、運用改善まで支援できるか
・内製化や市民開発を支援できるか
株式会社パブリカ
製造業を中心としたコンサルティングサービス(プロジェクトマネージメント、DXコンサルティング)を軸に、製造業向けウェブメディア事業(ものづくり新聞)、製造業向けDX人材育成プログラム(Innovation Maker Academy)などを手掛けています。私たちの夢は、ものづくりを通して好奇心と喜びでワクワクし続ける社会の実現です。目には見えない「作る人の想い」と変革の力を掛け合わせ、ものづくり企業と共に心躍る未来をつくり続けます。
HP:株式会社パブリカ
ものづくり新聞について
ものづくり新聞は、「ものづくりを通して好奇心と喜びでワクワクし続ける社会の実現」を目指すウェブメディアです。中小製造業や工芸職人のインタビュー記事や、製造業のDX・業務改革に関する情報を発信するメディアです。
この活動の一環として、国内外の製造業DX事例を継続的に収集し、業種、地域、技術、業務領域、活用テーマごとに分類・分析することで、製造業の実務者が自社の取り組みに活用できる情報提供を目指しています。
ウェブサイトはこちらから⇨makingthingsnews.com
製造業向けDX人材育成プログラム「Innovation Maker Academy」
ものづくり新聞による取材やコンサルティング活動により得た知見をもとに、製造業向けDX教育事業「Innovation Maker Academy」を展開しています。デジタル活用やDX推進課題に対して専門講師が講義やワークショップを実施いたします。「ものをつくる人から、変革を動かす人へ」をコンセプトに掲げ、ツール導入ありきではない教育プログラムをご提供しています。
ホームページはこちらから⇨imacademy.jp
社員教育やDX人材に関するお悩みなど、お気軽にお問い合わせください。
本件に関するお問い合わせ
ものづくり新聞 編集部(製造DX担当)
お問い合わせ先:dx@publica-inc.com
Webサイト:makingthingsnews.com
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