この記事では6/23〜28日の間にリリースされたAIに関するニュースをまとめています。AIに関心のある方やこれから関わる可能性のある方が読むことで、AIに関する直近の動向や新しい気づきになる可能性があります。
3分ほどで読めるのでスキマ時間にでも手軽にチェックしてみてください。
6月23日のAIニュース
OpenAI、リアルタイム分析データベースRocksetを買収。AI検索インフラを強化
OpenAIはリアルタイム分析データベースRocksetを買収し、検索インフラを強化しました。
Rocksetの技術によりユーザーや企業はリアルタイム情報にアクセスし、インテリジェントなアプリケーションを構築可能。データを実用的なインテリジェンスに変換する能力が向上し、様々なセクターでの応用が期待されています。
6月24日のAIニュース
DNP生成AIラボがノーコード大賞で優秀賞を獲得、DX人材育成にも注力
大日本印刷株式会社(DNP)の生成AIラボが第2回日本ノーコード大賞で優秀賞を受賞しました。生成AI技術を活用して1,800件以上のユースケースを創出し、DX人材育成プログラムを展開しています。
また、AppSheetを活用して社員のDXスキルを向上させ、300回以上のディスカッションを通じて150件以上の実用化事例を実現しました。
GoogleがAI Studioで新機能を公開、アプリ開発の効率化に拍車
GoogleはAI Studioに新機能を追加し、アプリ開発の効率化を図ります。特にGemini機能が強化され、デザインからコードへの自動変換やUI修正提案が可能になりました。
JUST.DBに「JUST.DB Blueprint」機能が追加、生成AIで開発効率が62.8%も向上
ジャストシステムはノーコードクラウドデータベース「JUST.DB」に新機能「JUST.DB Blueprint」を導入しました。
生成AIを活用することで専門知識がなくてもシステム開発が可能。開発時間が62.8%削減されることが実証されています。新たに「プロダクトツアー」機能も追加され、初心者でも効率的にシステム開発を学習可能です。
Microsoft EdgeにAIテーマ生成機能とWorkspace統合機能が登場
MicrosoftはEdgeブラウザにAIテーマ生成機能と、Workspace統合機能を追加しました。ユーザーは自分好みのブラウザデザインを簡単に作成できます。
Bing検索を活用して自動的に関連タブをグループ化し、コラボレーションが効率化されるのも特徴。これらの新機能はオンラインでの作業や、プロジェクト管理を大幅に改善します。
6月25日のAIニュース
Airペイで発生した一時的なサービス障害、決済サービスの安定性向上が課題に
2024年6月24日19時30分頃、AirペイとAirペイタッチで一部機能の利用が困難になる障害が発生しました。この障害はアプリや申込画面、管理画面に影響し、多くのユーザーに影響を与えました。
リクルートは迅速な対応を行い、現在は全てのサービスが通常通り利用可能です。今回の障害はデジタル決済システムの脆弱性を浮き彫りにし、システムの安定性向上が課題となっています。
6月26日のAIニュース
FirefoxがAI機能を試験導入、複数のプロバイダーから選択可能に
Firefoxはナイトリー版でAI機能を実験的に導入し、ユーザーは複数のAIプロバイダーから選択可能になりました。この新機能により選択したチャットボットをサイドバーに追加し、ウェブページのテキストの要約や簡略化、知識テストなどが行えます。
現在利用可能なプロバイダーにはChatGPTやGoogle Gemini、HuggingChat、Le Chat Mistralなどがあります。
freee会計がSlackとAIを活用した購買申請の自動化機能を提供開始。業務効率化に貢献
freee株式会社はfreee会計に「チャット申請アシスト」機能を追加しました。この新機能はSlackを通じて購買申請をAIが自動作成するもので、PCログイン不要でスマートフォンからも申請が可能です。
GmailのGemini機能、ビジネスコミュニケーションの生産性向上へ
GoogleはGmailにGemini機能を導入し、メール管理効率を向上させる新機能を提供します。これによりメールの要約や返信提案、メールの下書き作成が可能。ユーザーはより迅速にコミュニケーションを行うことができます。
GoogleがClassroomのアドオンを一般公開。教育テクノロジーの統合が加速
GoogleはClassroomのアドオンを一般公開し、教育者と学生がGoogle Classroom内で直接EdTechツールを利用できるようにしました。これによりコンテンツの管理や自動採点機能が強化され、教育現場の業務効率が向上します。
Anthropic、Claude ProとTeamの新機能「Projects」をリリース。クリエイティブな共同作業を促進
Anthropic社はAIモデルClaudeに新機能「Projects」を導入しました。本機能はチームはプロジェクトを通じてチャットを整理・共有でき、20万のテキスト情報を読み込み、関連ドキュメントやコードを追加できます。
6月27日のAIニュース
Gemini APIがクロスワードパズルを生成、Google I/Oの成果を楽しく学習
GoogleはI/O Crosswordゲームを発表し、FlutterやFirebase、Gemini APIを活用してAIが320の単語と手がかりを生成しました。これにより開発者はGemini APIの可能性を楽しく学べます。
スプレッドシートの計算速度が2倍に向上、GeminiとWasmGC技術で高性能化を実現
Google Sheetsは計算速度を2倍に向上させるために、GeminiとWasmGC技術を活用しました。これにより複雑な計算や大規模データセットの処理が迅速に行えるようになり、特に企業の財務分析やデータ処理の効率が大幅に向上します。
6月28日のAIニュース
Operaが次世代ブラウザOpera One R2を発表、AIとマルチメディア機能を大幅強化
Operaは次世代ブラウザOpera One R2を発表しました。新機能にはPaLM 2言語モデルを活用したAIアシスタント「Aria」やタブのスプリットスクリーン機能、マルチメディアコンテンツの管理機能強化などがあります。
GoogleがGemma2を発表、単一GPU高速推論でAI開発の効率化が加速
Googleは高性能言語モデル「Gemma2」を発表し、単一GPUでの高速推論を実現しました。Gemma2は9Bと27Bパラメータサイズで提供され、AI開発の効率を大幅に向上させます。
特にNVIDIA H100 Tensor Core GPUやGoogle Cloud TPU上での利用が最適化されており、既存のAIワークフローとの統合もスムーズです。
日本音声AI学習データ認証サービス機構「AILAS」が設立。世界初の音声AIフェアトレードシステムを目指す
日本音声AI学習データ認証サービス機構「AILAS」が設立され、音声AIのフェアトレードシステムを構築します。音声データのトレーサビリティを確保し、クリエーターの権利を保護しつつAIの健全な発展を促進することが目指です。
PaLM 2活用でGoogle翻訳が大幅拡張、6億人以上の話者をカバー
GoogleはPaLM 2大規模言語モデルを活用してGoogle翻訳を大幅に拡張し、110の新しい言語を追加しました。この拡張によりGoogle翻訳は6億1400万人以上の話者をカバーし、特にアフリカ言語の対応が強化されました。
新しい言語モデルはより自然で文脈に即した翻訳を提供し、少数言語や希少言語のサポートも強化します。