本ニュースの3行要約
- AI Companion 2.0はユーザーの業務を効率化し、Zoom Workplace全体で支援を提供
- カスタムアドオンで組織のニーズに合わせたAIのカスタマイズが可能
- AI Studioによるカスタム辞書やスキル追加で、ビジネスに応じた柔軟な活用が可能
Zoom、業務効率を向上させるAIコンパニオン2.0を発表
ZoomはZoomtopiaにて、Zoomのワークプレース機能全体でのサポート強化を図る次世代AIアシスタント「AIコンパニオン 2.0」を発表しました。[1]本機能により会議のメモ作成や未読チャットの要約、メールスレッドの要約などを通じてユーザーの業務効率が大幅に向上します。
また、ZoomのAIアシスタントはMicrosoft OfficeやGoogle Docsとの統合を含む複数の情報源からコンテキストを参照し、信頼性の高い情報に基づいてユーザーをサポートできるのが特徴。さらにカスタムアドオン機能の追加により、ユーザーのニーズに合わせたAIコンパニオンのカスタマイズが可能です。
これにより企業の固有の用語集や会議要約テンプレートを用いることで、よりパーソナライズされたエクスペリエンスが提供されます。カスタムアドオンはユーザー1人あたり月額12ドルで2025年上半期に導入予定です。
Zoomtopiaで発表された機能一覧
Zoom AI Companion 2.0のリリース
日々のタスク管理をサポートし、業務効率を向上させる機能が追加されました。
カスタムアドオンの提供
企業独自の要件に合わせて、AIコンパニオンの機能を自由にカスタマイズできるようになりました。
AI Studioによる拡張機能
カスタム辞書やスキル設定が可能となり、より正確でニーズに合わせた支援が受けられます。
リアルタイムWeb検索の追加
会話中にリアルタイムで外部情報を参照し、必要な情報をすぐに得られるようになりました。
自動タスク管理機能の向上
会議内容が自動でタスク化され、プロジェクトの進行がスムーズになります。
パーソナルコーチ機能
AIを使って業務スキルを向上させ、業務改善に役立つアドバイスが受けられます。
カスタムアバターでの動画作成
Zoom Clipsで個人のアバターを活用し、パーソナライズされた動画を簡単に作成できます。
多様な業界に対応—ZoomのAIコンパニオン2.0が業務効率化を支援
Zoomが発表した「AIコンパニオン2.0」によりZoomワークプレース全体でユーザーの業務が支援され、AIアシスタントがさまざまなタスクを自動化できます。その結果、これまで以上に日常業務の簡素化と効率化が期待できます。
また、Zoomの新しい「カスタムアドオン」により企業は固有の用語やデータの統合を追加することで、AIコンパニオンを自社のビジネスニーズに適合させることが可能です。
ZoomのフェデレーテッドAIアプローチにより、複数のAIモデル(OpenAI、Anthropic、Metaなど)から最適なモデルが選択され、Zoom AIの処理能力が向上しています。
ZoomのAIコンパニオン2.0は、今後のリモートワーク環境での業務支援ツールとしてますます重要な位置づけになると考えられます。特にAIが日常業務の自動化とパーソナライズ機能を担うことで、Zoomが提供するエコシステム内での効率化が進むでしょう。
カスタムアドオンの導入により各組織のニーズに合わせてAIアシスタントを柔軟に適用できるため、多様な業界での導入が期待されます。また、AIコンパニオンの機能が今後さらに発展し、ユーザーにより高い生産性と業務効率を提供するツールとして位置づけられることが予測されます。
References
- ^ Zoom. 「Zoom Introduces AI Companion 2.0 and Custom Add-On for Tailored AI Experiences」. https://news.zoom.us/zoom-introduces-ai-companion-2-0/, (accessed 2024-10-10).