Figmaでプロトタイプを作る基本手順
Figmaでプロトタイプを作る基本手順に関して、以下2つを簡単に解説します。
- Figmaのプロトタイプ機能の概要
- Figmaでプロトタイプを作る方法
Figmaのプロトタイプ機能の概要
Figmaのプロトタイプ機能はユーザーの操作や行動を検証するための、インタラクティブなフローを作成できる強力なツールです。この機能を使用することでデザインのアイデアを共有し、コラボレーターからフィードバックを得ることが可能。本機能を使うことで、デザインプロセスの効率を大幅に向上させられます。
プロトタイプ機能を活用するとユーザーインターフェースの動作を実際のアプリケーションのように再現できるため、ユーザビリティテストの実施が容易になります。また、ステークホルダーに対してデザインのプレゼンテーションを行う際にも、静的な画像よりも説得力のある形で提案を行えるのがメリットです。
Figmaのプロトタイプ機能はすべてのチームまたはプランでサポートされており、編集可のアクセス権を持つユーザーなら誰でも利用できます。閲覧のみのアクセス権を持つユーザーでも、プレゼンテーションビューでプロトタイプを再生することが可能。このようにチーム全体でプロトタイプを共有し、協力して改善を行える環境が整っています。
Figmaでプロトタイプを作る方法
Figmaでプロトタイプを作成する手順は下記の通りです。
- フローの開始点を設定
- フレーム間のコネクションを作成
- インタラクションとアニメーションを作成
- プロトタイプ設定を調整
フローの開始点を設定するにはまずフレームを選択し、右サイドバーの「フローの開始点」セクションでプラス記号をクリックします。これによりユーザーがプロトタイプの操作を開始する最初のフレームが設定されます。
次にフレーム間のコネクションを作成します。コネクションはユーザーの操作に応じてどのフレームに遷移するかを定義するものです。フレーム上のホットスポットをクリックして遷移先のフレームまでドラッグすると、青い矢印が表示されます。
また、フロー名の編集や説明の追加、開始点の移動などが可能です。これらの操作は右サイドバーのプロトタイプタブから行えます。フロー名を変更するとキャンバス上の青色の開始点アイコンと、プレゼンテーションビューの左サイドバーに反映されます。説明を追加することでユーザビリティテストの参加者への指示や、チームへの追加情報を提供することが可能です。
Figmaプロトタイプの機能と活用法
Figmaプロトタイプの機能と活用法に関して、以下2つを簡単に解説します。
- インタラクションとアニメーションの設定
- プロトタイプの共有とフィードバック収集
インタラクションとアニメーションの設定
Figmaのプロトタイプ機能ではインタラクションと、アニメーションを詳細に設定できます。インタラクションの設定にはトリガー(ユーザーの操作)やアクション(操作に対する反応)、遷移先(移動するフレーム)などが含まれます。たとえばボタンをクリックしたときに「モーダルウィンドウを開く」というインタラクションを設定できます。
アニメーションの設定では、フレーム間の遷移方法を細かくカスタマイズできます。イージング(動きの加速度)や所要時間を調整することで、より自然で滑らかな遷移を実現することが可能。イージングの概念は高度なアニメーションを生み出す上で重要な要素です。
高度なインタラクション機能として、オーバーレイの作成やスマートアニメートの活用があります。オーバーレイを使用するとポップアップメニューや、モーダルウィンドウなどを簡単に再現できるのが魅力。スマートアニメートを使うとフレーム間の要素の位置や大きさの変化を自動的にアニメーション化し、より動的なプロトタイプを作成できます。
プロトタイプの共有とフィードバック収集
Figmaでは作成したプロトタイプを簡単に共有し、フィードバックを収集できまするのが特徴です。プロトタイプの共有方法は、リンクを生成してほかのユーザーに送信するだけです。共有されたリンクを開いたユーザーはプレゼンテーションビューでプロトタイプを操作し、実際の動作を確認できます。
フィードバック収集の機能も充実しています。コメント機能を使用するとプロトタイプの特定の部分に対して、直接コメントを付けることが可能。デザインの改善点や気になる点を具体的に指摘し、チーム内での議論を促進できます。コメント機能は迅速かつ効果的なデザインの改善に不可欠です。
プロトタイプの共有時にはデバイスの設定も重要です。Figmaではさまざまなデバイスやスクリーンサイズに合わせて、プロトタイプの表示をカスタマイズできます。これにより異なるデバイスでの見え方や操作感を確認し、レスポンシブデザインの検証を行うことが可能です。実機でのテストも簡単に行えるため、より実践的なフィードバックを得られます。
※上記コンテンツの内容やソースコードはAIで確認・デバッグしておりますが、間違いやエラー、脆弱性などがある場合は、コメントよりご報告いただけますと幸いです。
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