Pythonリストの基本的な展開方法
【サンプルコード】
numbers = [1, 2, 3, 4, 5]
for number in numbers:
print(number)
【実行結果】
1
2
3
4
5
上記のコードはnumbersというリストを作成し、その中に5つの整数が格納されています。リストは「順序付けられた要素の集合」で、Pythonでは角括弧 [] を使用して表現されます。このリストに含まれる各要素は、リストの中で一意の位置（インデックス）によって識別されます。
2行目から始まるforループは、リストnumbersの各要素を順番にnumber変数に割り当て、ループごとにその値を出力します。for number in numbers:は「numbersリストの各要素をnumberという変数に代入していく」という意味です。
このループによりリストの各要素が一つずつ取り出され、print関数によって画面に表示されます。
このようにリストの要素を一つずつ処理する方法は、リストの展開の基本的な形です。リストを展開することで、リスト内の各要素に対して操作を行うことができます。
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リスト内包表記を使った展開方法
【サンプルコード】
numbers = [1, 2, 3, 4, 5]
squared_numbers = [x ** 2 for x in numbers]
print(squared_numbers)
【実行結果】
[1, 4, 9, 16, 25]
このコードでは、まずnumbersというリストが作成されています。
次にsquared_numbersという新しいリストが「リスト内包表記」を用いて生成されています。
リスト内包表記は元のリストの各要素に対して操作を行い、その結果を新しいリストにまとめるための方法です。
[x ** 2 for x in numbers]は、numbersリストの各要素xに対してx ** 2（xの二乗）を計算し、その結果を新しいリストに格納しています。
この方法を用いることで、元のリストに対する複雑な操作も簡潔に記述することができます。
最終行のprint(squared_numbers)は、計算された二乗のリストを出力します。
この例では、元のリストの各要素を二乗して新しいリストを作成していますが、他の数学的な操作や条件付きの操作も可能です。
複数のリストを展開する方法
【サンプルコード】
list1 = [1, 2, 3]
list2 = [4, 5, 6]
combined_list = [x + y for x in list1 for y in list2]
print(combined_list)
【実行結果】
[5, 6, 7, 6, 7, 8, 7, 8, 9]
このコードではlist1とlist2という2つのリストが用意されています。
次に、これら2つのリストの要素を組み合わせて、新しいリストcombined_listを作成しています。
リスト内包表記のこの形式では、2つのforループが用いられており、list1の各要素xとlist2の各要素yを組み合わせています。
[x + y for x in list1 for y in list2]は、list1の各要素xとlist2の各要素yを足し合わせた結果を新しいリストに格納しています。
この方法は複数のリスト間で要素を組み合わせる際に非常に役立つので、覚えておいた方が良いでしょう。
出力されるcombined_listは、list1とlist2の各要素の組み合わせによって生成された数値のリストです。
今回の例では単純な加算を行っていますが、他の種類の操作やより複雑な組み合わせも可能です。
上記のようにリスト内包表記を用いることで、複数のリストから新しいリストを効率的に生成することができるので、ぜひ参考にしてください。
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