Pythonのwhileループから抜ける方法①break文を使用
Pythonのwhileループから抜ける基本的な方法は、break
文を使用することです。break
文はループ内の特定の条件が満たされた際に、その時点でループ処理を中断しループ直後の処理に移行させる役割を持っています。
break
文は、while文の中で条件分岐(if文)と組み合わせて使用するのが一般的です。特定の条件が満たされた時にのみbreak
文が実行されるようにすることで、より柔軟なループ制御を実現できます。
【サンプルコード】
count = 0
while True:
print(f"カウント: {count}")
count += 1
if count == 5:
print("ループを終了します")
break
print("ループの外側の処理")
【実行結果】
カウント: 0
カウント: 1
カウント: 2
カウント: 3
カウント: 4
ループを終了します
ループの外側の処理
上記のサンプルコードでは、while True
を使って無限ループを作成しています。ループ内部ではcount
変数を1ずつ増やしながら値を出力しており、if count == 5:
という条件分岐でcount
が5になったかどうかを判定しています。
count
が5になるとif
文の中のbreak
文が実行され、whileループが強制的に終了します。その後、プログラムはwhileループの直後にあるprint("ループの外側の処理")
文を実行し、"ループの外側の処理"という文字列を出力します。
このようにbreak
文を使うことで、無限ループや条件が複雑なループから、定の条件が成立した時点で脱出することが可能です。
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Pythonのwhileループから抜ける方法②条件式を使用
whileループから抜けるもう一つの方法は、ループ開始時に設定する条件式を工夫することです。この方法ではループ内で条件式に使用されている変数の値を更新し、条件式がFalse(偽)になるようにすることでループを終了させます。
条件式を工夫するアプローチはbreak
文を使用する方法に比べて、ループの終了条件がより明確になるというメリットがあります。特にループの終了条件がループ開始時に決定できる場合に有効です。
【サンプルコード】
max_count = 5
count = 0
while count < max_count:
print(f"カウント: {count}")
count += 1
print("ループが終了しました")
【実行結果】
カウント: 0
カウント: 1
カウント: 2
カウント: 3
カウント: 4
ループが終了しました
上記のサンプルコードでは、whileループの条件式としてcount < max_count
が設定されています。ループ内ではcount
変数が1ずつ増加し、count
がmax_count
(ここでは5)以上になると、条件式がFalseとなりループが終了します。
つまり、count
が0から4までの間は条件式がTrueとなり、ループが継続されます。そしてcount
が5になった時点で条件式がFalseとなりループが終了し、print("ループが終了しました")
文が実行されます。
このようにwhileループの条件式を適切に設定することでbreak
文を使わずに、より自然な形でループを終了させることが可能です。
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