.NET Coreとは
.NET Coreとは、Microsoftによって開発されたオープンソースかつクロスプラットフォーム対応のアプリケーションフレームワークです。WebアプリケーションやAPI、マイクロサービス、IoTソリューションなど、クラウドベースのアプリケーションを効率的に構築することを目的としています。
従来の.NET Frameworkの設計思想を継承しつつ、パフォーマンスとモジュール性を大幅に向上させた後継として登場しました。現在、.NET Coreの名称は.NET 5以降で「.NET」というブランドに統合され、フレームワークの進化は継続されています。
.NET Frameworkとの主な違い
.NET Frameworkとの大きな違いは、サポートするオペレーティングシステムの範囲です。Windowsに限定されていた.NET Frameworkとは異なり、.NET CoreはWindowsやmacOS、Linuxといった複数のプラットフォームで動作します。このクロスプラットフォーム対応によって、開発者は単一のコードベースで多様な環境へアプリケーションを展開できるのです。
| 比較項目 | .NET Core | .NET Framework |
|---|---|---|
| 対応OS | Windows, macOS, Linux | Windowsのみ |
| オープンソース | 対応 | 一部のみ対応 |
| パフォーマンス | 高いパフォーマンスを重視 | 安定性を重視 |
| アーキテクチャ | モジュール化、軽量 | モノリシック |
アーキテクチャの観点では、.NET Coreは必要なライブラリのみをアプリケーションに含めるモジュール式の設計を採用している為、アプリケーションのサイズを小さく保ち起動時間を短縮できます。この軽量な構造は、特にリソースが限られるコンテナ環境やマイクロサービスアーキテクチャでの利用に適しています。
クロスプラットフォームでの動作環境
.NET Coreアプリケーションを異なるOSで実行するのは非常に簡単で、対象のプラットフォームに対応した.NETランタイムをインストールするだけです。例えば、Windows上のVisual Studioで開発したアプリケーションを、Linuxサーバーに配置してdotnet YourApp.dllというコマンドで実行することが可能です。
クロスプラットフォーム開発を効率化するツールとして、.NET CLI(コマンドラインインターフェース)が提供されており、これを利用することでOSに依存しない開発ワークフローを構築できます。ターミナル上でdotnet new webapi -n MyApiのようにコマンドを実行すれば、どのOS上でも瞬時にWeb APIプロジェクトの雛形を作成できます。
| オペレーティングシステム | サポートされているアーキテクチャ |
|---|---|
| Windows | x64, x86, Arm64 |
| macOS | x64, Arm64 (Apple Silicon) |
| Linux | x64, Arm32, Arm64 |
| Docker | 各種Linuxディストリビューションベース |
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