スプレッドシートのHYPGEOMDIST関数とは
HYPGEOMDIST関数は超幾何分布の確率を計算する統計関数で、非復元抽出において特定回数の試行で特定数の成功を得る確率を求めます。この関数は品質管理や在庫管理、マーケティング調査などの分野で母集団から標本を抜き取る際の分析に活用されています。
基本構文は「HYPGEOMDIST(成功数, 試行回数, 母集団の成功数, 母集団サイズ)」の形式で、4つのパラメータを指定します。BINOMDIST関数と異なり、HYPGEOMDIST関数は抽出後に元に戻さない非復元抽出の確率を計算する点が特徴です。
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HYPGEOMDIST関数の基本パラメータ
第1パラメータの「成功数(num_successes)」は抽出で得たい成功の数を指定し、第2パラメータの「試行回数(num_draws)」は許可される抽出回数を設定します。これらの値は実際の抽出実験や調査で求めたい結果に応じて決定する必要があります。
=HYPGEOMDIST(4,12,20,40)
第3パラメータの「母集団の成功数(successes_in_pop)」は母集団全体に含まれる成功要素の総数を示し、第4パラメータの「母集団サイズ(pop_size)」は分析対象となる母集団全体のサイズを表します。これらの値は事前調査や過去のデータから正確に把握しておく必要があります。
HYPGEOMDIST関数の実際の計算例
40個の製品のうち20個が良品である母集団から12個を抽出する際、そのうち4個が良品である確率を求める場合の例を示します。この計算では非復元抽出の特性により、抽出するごとに母集団のサイズと成功要素数が変化することを考慮した確率が算出されます。
=HYPGEOMDIST(A2,A3,A4,A5)
セル参照を使用した計算方法では、パラメータ値をセルに入力してから関数で参照することで、値の変更や複数パターンの計算が効率的に実行できます。この方法により、異なる条件での確率計算を繰り返し実行する際の作業効率が大幅に向上します。
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