スプレッドシートのMIDB関数とは
MIDB関数は、指定された文字から始まり、指定されたバイト数までの文字列の一部を返すGoogleスプレッドシートの関数です。この関数は、文字列処理において特定の位置から必要な部分だけを抽出する際に活用されます。
英名ではMultibyte Middle Functionと呼ばれており、マルチバイト文字に対応した文字列操作が可能です。MID関数と類似していますが、バイト単位での処理が特徴的であり、日本語などの全角文字を含む文字列での動作に違いが生じます。
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MIDB関数の基本構文と引数設定
MIDB関数の構文は「MIDB(string, starting_at, extract_length_bytes)」の形式で記述し、3つの引数を指定する必要があります。第1引数のstringには処理対象となる文字列を、第2引数のstarting_atには抽出開始位置を数値で設定します。
=MIDB("熊本=熊本", 2, 4)
第3引数のextract_length_bytesには取得したいバイト数を指定し、この値は0以上の数値である必要があります。starting_at引数は1以上の数値でなければならず、文字列の先頭を1として位置を指定する仕組みとなっています。
MID関数との具体的な動作差異
単一バイト文字のみで構成された文字列の場合、MIDB関数はMID関数と同じ結果を返します。しかし、日本語の漢字やひらがななどのマルチバイト文字が含まれる場合、両関数の処理結果には明確な違いが現れることになります。
=MIDB("熊本=熊本", 2, 4)
=MID("熊本=熊本", 2, 4)
上記の例では、MIDB関数の結果は「本=熊」となり、MID関数では「本=熊本」が返されます。この差異は、MIDB関数がバイト数で文字を数えるのに対し、MID関数は文字数で処理を行うためです。
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