スプレッドシートのMID関数とは
スプレッドシートのMID関数は文字列から特定の位置にある任意の長さのセグメントを抽出するテキスト関数です。この関数は元の文字列を変更することなく、指定した開始位置から必要な文字数分だけを取り出すことが可能です。
MID関数の基本的な構文はMID(文字列, 開始位置, セグメントの長さ)という形式で記述されます。第一引数には抽出対象となる文字列、第二引数には左から数えた開始位置、第三引数には抽出したい文字数を指定します。
【PR】プログラミングや生成AIを無料で学べる「コードキャンプフリー」
MID関数の基本的な引数構成
string引数は抽出元となる文字列を指定し、セル参照または直接的な文字列値の両方に対応しています。starting_at引数は抽出を開始する位置を表し、文字列の最初の文字をインデックス1として左から数えた数値を指定します。
MID("Hello World", 1, 5)
extract_length引数は抽出するセグメントの文字数を指定し、この数値によって返される文字列の長さが決定されます。指定された文字数に達する前に文字列の終端に到達した場合、開始位置から文字列の末尾までが返されます。
実際の使用例として「MID("get this",5,4)」という記述では、文字列"get this"の5番目の文字から4文字分を抽出します。この場合、結果として"this"という文字列が返される仕組みです。
MID関数の実践的な活用場面
文字列の終端まで抽出したい場合は、extract_length引数に大きな数値を指定するよりもLEN関数を使用して適切な長さを計算することが推奨されています。特定の文字や部分文字列から抽出を開始したい場合は、SEARCH関数を併用して目的の位置インデックスを特定できます。
MID(A2, SEARCH("@", A2) + 1, LEN(A2))
MID関数はSUBSTITUTE、SPLIT、RIGHT、LEFT、LENといった他のテキスト関数と組み合わせることで複雑な文字列操作が実現可能です。特にデータクリーニングや特定のフォーマットからの情報抽出において、これらの関数を連携させることで効率的な処理を行えます。
日付や番号が含まれた文字列から特定の部分だけを取り出したい場合、MID関数は非常に有効な選択肢となります。例えば製品コードや会員番号から特定の桁数を抽出する際に、この関数を活用することで必要な情報のみを効率的に取得できます。
※上記コンテンツの内容やソースコードはAIで確認・デバッグしておりますが、間違いやエラー、脆弱性などがある場合は、コメントよりご報告いただけますと幸いです。
ITやプログラミングに関するコラム
- Canvaとは?使い方やアカウント登録などを初心者向けに解説
- git configで設定情報を確認・表示する方法
- 「Pythonはやめとけ」と言われる理由と学習するメリット
- Ubuntuのversionを確認する方法
- Geminiで画像を生成する方法|ChatGPTとの比較結果も紹介