スプレッドシートのQUERY関数とは
QUERY関数は、Google Visualization APIのクエリ言語を使用してデータ範囲に対してクエリを実行する強力な関数です。この関数を使用することで、大量のデータから特定の条件に合致する情報を抽出したり、データを集計・変換したりできます。
この関数の基本構文はQUERY(データ, クエリ, 見出し)
で構成されており、最大3つのパラメータを指定できます。データパラメータには対象となるセル範囲を、クエリパラメータにはGoogle Visualization APIクエリ言語で記述した処理内容を、見出しパラメータには見出し行数を指定する仕組みとなっています。
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データ範囲とクエリ言語の指定方法
データパラメータではA2:E6のような形式でセル範囲を指定し、各列にはブール値、数値(日付・時刻型を含む)、文字列のいずれかのデータ型のみを含める必要があります。混在したデータ型が1つの列に存在する場合、多数派のデータ型がその列の型として認識され、少数派のデータ型は null値として処理されます。
QUERY(A2:E6,"select avg(A) pivot B")
クエリパラメータには引用符で囲まれたテキストまたはテキストを含むセル参照を指定し、Google Visualization APIクエリ言語の構文に従って記述します。この言語はSQLに類似した構文を持ち、select、where、group by、order by、pivotなどの句を使用してデータの抽出や変換を行えるのです。
見出し行の設定と実行結果の制御
見出しパラメータは省略可能で、データ範囲の上部にある見出し行の数を整数で指定します。このパラメータを省略するか-1を設定した場合、データの内容に基づいて見出し行数が自動的に推測されます。
QUERY(A2:E6,F2,FALSE)
複数の見出し行を持つ入力範囲を単一の見出し行に変換する際にも、このパラメータが重要な役割を果たしています。適切な見出し行数を指定することで、データの構造を正確に解釈し、意図した結果を得ることができるのです。
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