スプレッドシートのATAN2関数とは
ATAN2関数は、指定された座標点(x,y)から原点(0,0)へ引いた線分とx軸との間の角度をラジアンで返す数学関数です。この関数は2つの引数x座標とy座標を受け取り、atan2(x,y)の構文で使用され、三角関数の逆正接を計算する際に象限を考慮した正確な角度を算出できます。
ATAN2関数は通常のATAN関数とは異なり、2つのパラメータを使用することで-πから+πの範囲内で正確な角度を返すことができます。DEGREES関数と組み合わせることで、ラジアン単位の結果を度数法の角度に変換することも可能です。
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基本的な構文と引数の指定方法
ATAN2関数の基本構文はATAN2(x,y)の形式で、第一引数xは線分の終点のx座標を、第二引数yは線分の終点のy座標をそれぞれ指定します。引数は数値またはセル参照で指定でき、負の値も含めて任意の実数を使用することができます。
=ATAN2(4,3)
=ATAN2(A2,B2)
=ATAN2(-2,5)
上記のサンプルコードでは、最初の例で座標(4,3)への角度を計算し、2番目の例ではセルA2とB2の値を使用しています。3番目の例のように負の値を含む座標でも正確に角度を計算でき、象限に応じた適切な結果を返すことが特徴的です。
DEGREES関数との組み合わせ活用
ATAN2関数の結果は標準でラジアン単位で返されるため、度数法で角度を表示したい場合にはDEGREES関数と組み合わせて使用します。DEGREES関数を使用することで、ATAN2の結果を度数法の角度に変換できるため、より直感的な角度表示が可能になります。
=DEGREES(ATAN2(3,4))
=DEGREES(ATAN2(A1,B1))
=ROUND(DEGREES(ATAN2(5,-2)),2)
このサンプルコードでは、ATAN2関数の結果をDEGREES関数でラップして度数法に変換しており、3番目の例ではROUND関数も併用して小数点以下2桁まで表示しています。このような関数の組み合わせにより、座標から角度を求める計算において実用的な結果を得ることができるのです。
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