スプレッドシートのROUND関数とは
ROUND関数はGoogle スプレッドシートにおいて、数値を指定した小数点以下の桁数まで標準的な四捨五入ルールに従って丸める数学関数です。この関数は数値データの表示精度を調整する際に使用され、財務計算や統計分析において重要な役割を果たしています。
基本的な構文は「ROUND(値, 桁数)」となっており、第1引数に四捨五入したい数値、第2引数に小数点以下の桁数を指定できます。桁数パラメータは省略可能で、省略した場合はデフォルトで0が適用され、整数部分まで四捨五入されます。
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ROUND関数の基本的な構文と引数
ROUND関数の第1引数である「value」には四捨五入対象となる数値を指定し、セル参照や数式の結果も指定することができます。第2引数の「places」は小数点以下の桁数を示し、負の値を指定すると小数点より左側の桁を四捨五入対象にできます。
ROUND(99.44, 1)
ROUND(A2)
ROUND(123.456, -1)
標準的な四捨五入ルールでは、対象となる桁の次の桁が5以上の場合は切り上げ、4以下の場合は切り捨てが行われます。この処理は数値の正負に関係なく、絶対値ベースで「上」「下」の判定が実行される仕組みです。
ROUND関数の実践的な活用例
財務データの処理では価格や売上高を小数点第2位まで四捨五入して表示する場面が頻繁に発生します。例えば税込価格の計算結果を円単位で表示する際には、ROUND関数を使用して小数点以下を整数に丸める処理が必要です。
=ROUND(A1*1.08, 0)
=ROUND(SUM(B1:B10)/COUNT(B1:B10), 2)
=ROUND(C1*0.95, -2)
統計分析においては平均値や標準偏差などの計算結果を適切な桁数で表示するためにROUND関数が活用されます。特に大量のデータを扱う際には、計算精度を保ちながら視認性を向上させるため、適切な桁数での四捨五入処理が重要になります。
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