スプレッドシートのRIGHT関数とは
RIGHT関数は指定した文字列の末尾から部分文字列を抽出するテキスト処理関数です。英名ではRIGHT functionと呼ばれており、文字列の右側から任意の文字数を取得することができます。
この関数は基本構文RIGHT(文字列, 文字数)で記述され、第1引数に対象となる文字列、第2引数に取得したい文字数を指定します。第2引数は省略可能で、デフォルトでは1文字が返される仕様になっています。
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RIGHT関数の基本構文と引数仕様
RIGHT関数の第1引数stringには抽出対象となる文字列を指定し、文字列リテラルまたはセル参照を使用できます。第2引数number_of_charactersには右端から取得する文字数を整数で指定し、0を指定した場合は空文字列が返される仕様です。
RIGHT(A2,2)
RIGHT("lorem ipsum")
RIGHT("スプレッドシート",3)
第2引数を省略した場合、デフォルト値として1が適用されて文字列の最後の1文字のみが抽出されます。引数に負の値を指定することはできず、指定された文字数が元の文字列より長い場合は元の文字列全体が返されます。
RIGHT関数の実用的な活用例
ファイル拡張子の抽出において、RIGHT関数とFIND関数を組み合わせることで動的にファイル名から拡張子部分を取得できます。FIND関数で最後のドットの位置を特定し、その結果をもとにRIGHT関数で拡張子を抽出する方法が一般的です。
=RIGHT(A1,LEN(A1)-FIND(".",A1))
=RIGHT("document.pdf",3)
=RIGHT(B2&".xlsx",4)
郵便番号や電話番号の末尾桁数抽出にも活用され、データの後半部分のみを分析対象にしたい場合に有効な手法となっています。文字列の連結関数と組み合わせることで、複数のセルから特定パターンの文字列を生成することも可能です。
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