スプレッドシートのLEFTB関数とは
LEFTB関数は文字列の左側から指定されたバイト数分の文字を抽出して返すテキスト関数です。この関数は通常のLEFT関数とは異なり、文字数ではなくバイト数を基準として文字列を処理するため、日本語などのマルチバイト文字を扱う際に重要な役割を果たします。
LEFTB関数の基本構文はLEFTB(string, num_of_bytes)であり、第一引数に対象となる文字列、第二引数に取得するバイト数を指定します。第二引数のnum_of_bytesは省略可能で、省略した場合は1バイトが自動的に設定され、0以上の値である必要があります。
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シングルバイト文字での動作仕様
LEFTB関数は入力文字列がシングルバイト文字のみで構成されている場合、LEFT関数と同じ結果を返す仕様となっています。英数字や基本的な記号などのASCII文字は1文字が1バイトで構成されているため、バイト数と文字数が一致することになります。
=LEFTB("Aeñ", 2)
上記の例では文字列「Aeñ」から左側の2バイト分を取得して「Ae」が返されます。この場合、Aとeはそれぞれ1バイトのASCII文字であるため、2バイト指定で2文字が抽出される結果となります。
マルチバイト文字での処理方法
日本語の漢字やひらがななどのマルチバイト文字を処理する場合、LEFTB関数は文字数ではなくバイト数を基準として動作します。日本語の文字は通常3バイトで構成されているため、指定するバイト数によって取得される文字数が変わることになります。
=LEFTB("熊本", 2)
上記の例では「熊本」から左側の2バイトを取得しようとしますが、「熊」は3バイトの文字であるため完全な文字として取得できません。この場合、LEFTB関数は不完全なバイト数では文字を切り捨てて処理を行います。
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