スプレッドシートのLEFT関数とは
LEFT関数は指定した文字列の左側から指定した文字数分の部分文字列を取得するテキスト関数です。この関数は文字列操作において最も基本的な機能の一つであり、データ分析や文字列処理において重要な役割を果たしています。
基本構文はLEFT(文字列, [文字数])
の形式で記述し、第一引数に対象となる文字列、第二引数に取得したい文字数を指定します。第二引数を省略した場合、デフォルト値として1が設定され、文字列の最初の1文字のみが返されるという仕様になっています。
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LEFT関数の基本的な構文と引数設定
LEFT関数の第一引数であるstring
には、部分文字列を抽出したい元の文字列を指定します。この引数はセル参照、直接入力した文字列、または他の関数の戻り値を使用できます。
=LEFT(A2,3)
=LEFT("Hello World",5)
=LEFT(CONCATENATE(B1,C1),4)
第二引数のnumber_of_characters
は省略可能な引数で、左側から取得する文字数を整数で指定します。この値に0を設定すると空文字列が返され、負の値を指定するとエラーが発生するため注意が必要です。
LEFT関数を活用した実践的な使用例
郵便番号から都道府県コードを抽出する場合、7桁の郵便番号の最初の3桁を取得するためにLEFT関数を使用できます。セルA1に「1234567」が入力されている場合、LEFT(A1,3)
で「123」を取得可能です。
=LEFT(A1,3) // 結果: "123"
=LEFT("東京都新宿区",3) // 結果: "東京都"
=LEFT(B2&C2,4) // 結合後の文字列から4文字取得
商品コードの分類や顧客IDの部門識別など、データベースから特定の位置にある識別コードを抽出する際に頻繁に活用されます。また、氏名データから姓のみを取得する場合や、日付文字列から年度部分を抽出する処理においても効果的な解決策となります。
※上記コンテンツの内容やソースコードはAIで確認・デバッグしておりますが、間違いやエラー、脆弱性などがある場合は、コメントよりご報告いただけますと幸いです。
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