スプレッドシートのLAMBDA関数とは
LAMBDA関数はGoogleスプレッドシートで独自のカスタム関数を作成するための高度な論理関数です。この関数を使用することで、一連の名前とそれらを使用する計算式を指定してオリジナルの関数を定義し、必要な時に何度でも呼び出すことができます。
LAMBDA関数の基本構文は「LAMBDA(名前, 数式)」であり、計算式を実行するために宣言した名前の数だけ値を指定して返された関数を呼び出します。この関数は複雑な計算処理を再利用可能な形で定義できるため、効率的なスプレッドシート作業を実現します。
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LAMBDA関数の基本的な記述方法と引数設定
LAMBDA関数では、name引数に計算式内で使用する名前を指定し、formula_expression引数に実際の計算式を記述します。name引数は必ず識別子として認識される形式でなければならず、範囲指定のような「A1」や「A2」の記述は使用できません。
=LAMBDA(salary, salary*0.3)(1000)
この例では「salary」という名前を定義し、その値に0.3を掛け合わせる計算式を作成しています。関数の後に括弧で囲んだ値「(1000)」を指定することで、実際の計算が実行され結果が返される仕組みです。
LAMBDAヘルパー関数との連携活用法
LAMBDAヘルパー関数(LHFs)は配列の各値に対してLAMBDA関数で定義した処理を自動実行する専用関数群です。MAP関数やREDUCE関数などのヘルパー関数と組み合わせることで、配列データに対する高度な一括処理操作を効率的に実行できます。
=MAP(C5:C10, LAMBDA(salary, salary*0.3))
この記述例では、C5からC10の範囲にある各セルの値に対して、給与の30%を計算するLAMBDA関数を一括適用しています。ヘルパー関数を使用する場合、LAMBDA関数を個別に呼び出す必要がなく、指定した配列範囲に自動的に処理が実行されます。
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