スプレッドシートのT.DIST関数とは
T.DIST関数は、指定されたx値に対するスチューデントt分布の右側確率を返すGoogleスプレッドシートの統計関数です。この関数は従来のTDIST関数の代替として導入され、より柔軟な統計解析を可能にする機能を提供しています。
T.DIST関数の基本的な構文は「T.DIST(x, degrees_freedom, cumulative)」の形式で構成されており、3つの必須パラメーターを指定する必要があります。この関数を使用することで、統計的仮説検定や信頼区間の計算において重要な確率値を効率的に算出できます。
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T.DIST関数の基本パラメーター設定
T.DIST関数の第1パラメーターであるxは、分布を評価する対象となる数値を指定する必須項目です。このx値は正の数値だけでなく負の数値も指定可能で、分析の目的に応じて柔軟に設定できるのが特徴です。
=T.DIST(1.96, 60, FALSE)
第2パラメーターのdegrees_freedomは自由度を指定する項目で、1以上の整数値を入力する必要があります。自由度が1未満の値を指定した場合は#NUM!エラーが発生するため、統計的に意味のある適切な自由度の設定が重要となります。
累積確率と確率密度の切り替え設定
T.DIST関数の第3パラメーターであるcumulativeは、TRUEまたはFALSEの論理値を指定してレスポンス形式を制御します。このパラメーターをTRUEに設定すると累積確率が返され、FALSEに設定すると確率密度関数の値が返されるシステムです。
=T.DIST(-1.98, 2, TRUE)
累積確率を求める場合はTRUE設定により0から1の範囲の確率値が得られ、確率密度を求める場合はFALSE設定により密度関数の値が算出されます。この機能により、統計解析の目的に応じて適切な形式の計算結果を取得することが可能となっています。
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