スプレッドシートのINTRATE関数とは
INTRATE関数は投資を特定の価格で購入し、別の価格で売却した場合の実効利率を計算するGoogleスプレッドシートの会計関数です。この関数の特徴は投資自体からの利息や配当金の支払いがない場合の利率計算に特化していることで、純粋な売買差益による収益率を求めることができます。
関数の基本構文はINTRATE(買付日, 売却日, 買付価格, 売却価格, 日数計算方法)
となっており、投資期間と価格差から年率換算の実効利率を算出します。日数計算方法パラメータは省略可能で、デフォルト値として0が設定されているため、米国証券業協会基準の30/360日計算法が適用されます。
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基本的な構文と引数の設定方法
INTRATE関数の第1引数である買付日と第2引数である売却日は、DATE関数やTO_DATE関数を使用して正確な日付形式で入力する必要があります。テキスト形式での日付入力は計算エラーの原因となるため、必ず日付解析関数を通じて設定することが推奨されています。
=INTRATE(DATE(2023,1,15),DATE(2023,12,31),100,120,1)
第3引数の買付価格と第4引数の売却価格は数値で入力し、通貨単位は統一する必要があります。第5引数の日数計算方法は0から4までの値を指定でき、0は米国30/360日基準、1は実日数/実日数基準、2は実日数/360日基準を表しています。
日数計算方法の種類と適用場面
日数計算方法のパラメータ値3は実日数/365日基準を指定し、年間365日で計算を行う方式です。パラメータ値4は欧州30/360日基準となり、欧州金融慣行に従った月末日調整が適用されるため、欧州系投資商品の利率計算に使用されます。
=INTRATE(A2,B2,C2,D2,4)
実際の利用場面では米国債券や財務省証券の計算には値1の実日数/実日数基準が最も適しており、非金融用途でも最も関連性の高い計算方法とされています。欧州金融市場での投資商品を扱う場合は値4の欧州30/360日基準を選択することで、現地の会計基準に合致した正確な利率計算が実行できます。
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