スプレッドシートのTO_TEXT関数とは
TO_TEXT関数は、指定した数値をテキスト値に変換するGoogleスプレッドシートの関数です。この関数は、数値や日付、通貨などの値を既存の表示形式を維持したまま文字列として出力する特徴を持っています。
TO_TEXT関数では、値に数値や数値を含むセルへの参照を指定すると、通貨は通貨として、小数は小数として、百分率は百分率として、日付は日付として表示されます。また、値が数値や数値を含むセルへの参照でない場合、TO_TEXT関数は値をそのまま返す仕組みになっています。
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TO_TEXT関数の基本的な使用方法
TO_TEXT関数の基本構文は「TO_TEXT(値)」で、値にはテキストに変換する引数またはセルへの参照を指定します。実際の使用例として、数値を文字列に変換する場合は以下のような記述を行います。
=TO_TEXT(24)
=TO_TEXT(A2)
TO_TEXT関数は、数値の前にアポストロフィ(')を付けるのと同等の効果を発揮します。このため、数値をテキストとして扱いたい場面で手動で記号を入力する手間を省くことができます。
表示形式を維持した文字列変換
TO_TEXT関数を使うことで、参照先のセルの値を見た目どおりの文字列にすることができ、参照先のセルの表示形式の設定を変更すると戻り値の文字列も変化します。これにより、数値や日付時刻についてはセルに表示されているものがそのまま文字列になります。
=TO_TEXT(B3)
=TO_TEXT(NOW())
この関数の便利なところは参照先が数値であっても日付であっても区別することなくそのまま文字列にしてくれる点で、TEXT関数だと参照先の表示形式に応じて戻り値の式を指定しなければならず面倒な作業が省けます。ただし、見た目通りの文字列が得られるということは戻り値の形式を固定できないという特性もあるため、固定フォーマットが必要な場合はTEXT関数の使用が適切です。
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