スプレッドシートのTEXT関数とは
TEXT関数は、指定した表示形式に従って数値をテキストに変換するGoogleスプレッドシートの文字列操作関数です。この関数を使うことで、数値データや日付を見やすく調整し、レポートやプレゼンテーションをよりプロフェッショナルに仕上げることができます。
基本構文はTEXT(数値, 表示形式)となり、第1引数に変換したい数値や日付、第2引数に表示したい書式コードを指定します。TEXT関数は書式設定と同様に表示形式を指定することができ、小数点以下の桁数をそろえたり、0で始まる桁数でそろえることができます。
【PR】プログラミングや生成AIを無料で学べる「コードキャンプフリー」
数値フォーマットの変換方法
数値の表示形式を統一したい場合は、桁数指定や区切り文字挿入による書式変換が有効です。例えば、数字をすべて同じ桁数で表示する場合、数字は通常頭に0をつけると0は消えますが、TEXT関数の表示形式で桁数を固定できます。
=TEXT(123.4,"00000000.00")
=TEXT(12345678,"#,###円")
=TEXT(1999.9,"0,000円")
上記のようにTEXT関数で数値を指定した場合、表示より下の桁で四捨五入されます。#記号は桁プレースホルダーとして機能し、0は必ず数字を表示する指定子として動作するのが特徴です。
通貨記号や単位記号を併用したい場合は、表示形式内に直接記述することで統一された表記を実現できます。また、小数点以下の桁数も指定可能で、財務資料や売上データの見栄えを大幅に改善できるでしょう。
日付から曜日や時間を抽出する手法
Googleスプレッドシートで日付から曜日を自動入力させるには、TEXT関数の表示形式を指定して日付を曜日に変換します。日時を出すNOW関数と組み合わせることで、現在の日付から時間や曜日情報を抽出することが可能です。
=TEXT(NOW(),"HH:mm:ss")
=TEXT(DATE(2023,10,1),"dddd")
=TEXT(NOW(),"yyyy年m月d日")
日本語環境では、ddddで完全な曜日名、dddで省略形の曜日が表示され、言語と地域の設定によって表示言語が変わります。時間を取得する場合は24時間制の2桁表示でHH:mm:ssを、日付取得では年4桁・月日2桁表示のyyyy/mm/ddを使用します。
曜日表示における書式指定は他の表計算ソフトウェアと異なる点があり、Google スプレッドシート特有の仕様を理解しておく必要があります。また、地域設定を変更することで英語表記への切り替えも可能で、国際的な文書作成にも対応できるでしょう。
※上記コンテンツの内容やソースコードはAIで確認・デバッグしておりますが、間違いやエラー、脆弱性などがある場合は、コメントよりご報告いただけますと幸いです。
ITやプログラミングに関するコラム
- Canvaとは?使い方やアカウント登録などを初心者向けに解説
- git configで設定情報を確認・表示する方法
- 「Pythonはやめとけ」と言われる理由と学習するメリット
- Ubuntuのversionを確認する方法
- Geminiで画像を生成する方法|ChatGPTとの比較結果も紹介