スプレッドシートのRECEIVED関数とは
スプレッドシートのRECEIVED関数は、指定した受渡日に購入した固定金利証券に対して、満期日に受け取る金額を計算するための財務関数です。この関数は投資額、割引率、日数計算方式を基に、満期時の償還額を数値で算出できます。
英名では「Calculate Amount Received at Maturity」と呼ばれ、主に債券投資やその他の固定収益証券の満期償還額の予測に使用されています。RECEIVED関数を利用することで、投資判断や財務計画立案において、満期時の正確な受取予定額を事前に把握できます。
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基本構文と各引数の詳細仕様
RECEIVED関数の基本構文は5つの引数で構成され、最初の4つは必須、最後の1つはオプション引数となっています。受渡日(settlement)は証券購入後の実際の受渡し日、満期日(maturity)は償還可能な最終日を指定します。
=RECEIVED(受渡日, 満期, 投資, 割引, [日数の計算方法])
投資額(investment)は証券の額面価値に関係なく実際に投じた金額、割引率(discount)は証券の割引率を小数で入力します。日数計算方式は0から4までの整数で指定し、0がUS(NASD)30/360方式、1が実際日数/実際日数方式となります。
具体的な使用例と実装パターン
実際の投資シナリオでは、DATE関数と組み合わせてRECEIVED関数を使用することが一般的です。例えば2010年2月1日に購入し2019年12月31日満期の証券に1000の投資を行う場合の計算例を示します。
=RECEIVED(DATE(2010,2,1),DATE(2019,12,31),1000,0.05,1)
セル参照を使用した場合、A2に受渡日、A3に満期日、A4に投資額、A5に割引率を入力し、日数計算方式1を指定した実装例では動的な計算が可能になります。この方法により、複数の証券データを効率的に管理し、一括で満期受取額の算出を実行できます。
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