スプレッドシートのBETA.INV関数とは
BETA.INV関数は指定した確率に対応するベータ分布の逆関数値を計算する統計関数です。この関数を使用することで、ベータ分布における特定の確率値から対応する分布値を逆算して求めることが可能になります。
この関数の基本構文はBETA.INV(確率, α, β, 下限, 上限)の5つのパラメータで構成されています。英名では「Beta Inverse Distribution Function」と呼ばれ、統計解析やリスク分析において重要な役割を担います。
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BETA.INV関数の引数と制約条件
確率パラメータは0から1の範囲内で指定する必要があり、この値がベータ分布の累積確率を表します。アルファとベータパラメータは両方とも正の数値である必要があり、これらの値がベータ分布の形状を決定する重要な要素です。
=BETA.INV(0.65, 1.234, 7, 1, 3)
下限と上限のパラメータは省略可能で、デフォルト値はそれぞれ0と1に設定されています。これらの境界値を変更することで、元のベータ分布のドメインを任意の範囲に調整することができます。
実際の計算例とサンプルコード
確率0.13、アルファ5、ベータ1、下限-1、上限1の条件でBETA.INV関数を実行すると結果は0.33になります。この計算により、指定した確率におけるベータ分布の逆関数値が正確に求められることが確認されます。
=BETA.INV(0.13, 5, 1, -1, 1)
セル参照を使用した場合の記述例として=BETA.INV(A4, 3, 2, -1, 1)
のように変数を指定することも可能です。このような動的な参照により、複数のデータセットに対して効率的にベータ分布の逆関数計算を実行できます。
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