スプレッドシートのIMPRODUCT関数とは
IMPRODUCT関数は、Googleスプレッドシートのエンジニアリング関数として提供されており、複素数の積を計算するために使用されます。この関数は一連の複素数を引数として受け取り、それらを順次乗算して最終的な積を複素数の形で返します。
複素数の乗算は数学的に定義された特殊な計算方式に従って実行され、2つの複素数(a+bi)と(c+di)の積は(ac-bdぎ+んん(ad+bc)iという公式で求められます。IMPRODUCT関数は複数の複素数を指定することができ、セル範囲や直接的な数値指定の両方に対応しています。
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基本的な構文と引数の指定方法
IMPRODUCT関数の基本構文は「IMPRODUCT(因数1, [因数2, ...])」であり、最低1つの複素数を含む因数が必要です。第1引数の因数1には計算対象となる最初の複素数またはセル範囲を指定し、第2引数以降の因数2は任意のパラメータとして追加の複素数を指定できます。
=IMPRODUCT("1+2i", "3+4i")
=IMPRODUCT(A2:A10)
=IMPRODUCT("2+3i", 5, "1+1i")
引数には文字列として表現された複素数、実数のみの数値、またはCOMPLEX関数で生成された複素数を混在して指定することが可能です。セル範囲を指定する場合は、A2:A10のような形式で複数の複素数が格納されたセル群を一度に処理対象とすることができます。
複素数の計算規則と制限事項
IMPRODUCT関数で複素数を乗算する際は、すべての複素数が同一の虚数単位記号(iまたはj)を使用している必要があります。異なる虚数単位記号が混在している場合、例えば「4+3i」と「1+2j」のような組み合わせではエラーが発生し、正常な計算が実行されません。
=IMPRODUCT("3+4i", "2i", "2i")
=IMPRODUCT(COMPLEX(3, 4), 2)
複素数の積の計算では、実部と虚部がそれぞれ独立して処理され、最終的な結果も実部と虚部を持つ複素数として表示されます。関数の実行結果は「6+8i」や「-12-16i」のような形式で出力され、計算過程で生じる符号の変化も適切に反映されるのです。
※上記コンテンツの内容やソースコードはAIで確認・デバッグしておりますが、間違いやエラー、脆弱性などがある場合は、コメントよりご報告いただけますと幸いです。
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