スプレッドシートのT.DIST.RT関数とは
T.DIST.RT関数は、指定した値に対するスチューデントt分布の右側確率を計算するGoogleスプレッドシート専用の統計関数です。この関数はT.DIST.2Tと並んで、従来のTDIST関数を置き換える新しい統計関数として位置づけられています。
T.DIST.RT関数の基本構文はT.DIST.RT(x, degrees_freedom)で表現され、xには分布を評価する値を、degrees_freedomには自由度を指定します。統計分析においてt検定や信頼区間の計算に広く活用され、右側確率の算出に特化した機能を提供しています。
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T.DIST.RT関数の基本的な引数構成
T.DIST.RT関数の第1引数であるxは、t分布上で確率を求めたい特定の値を指定するパラメータです。このxの値は正の数値でも負の数値でも指定でき、実際の統計分析では標準化された統計量を入力することが一般的です。
T.DIST.RT(1.96, 60)
第2引数のdegrees_freedomは自由度を表し、1未満の値を指定するとエラーが発生する仕様になっています。自由度はサンプルサイズから1を引いた値で設定され、この値によってt分布の形状が決定されます。
T.DIST.RT関数の実際の計算結果例
T.DIST.RT(1.96, 60)という数式を実行すると、結果として0.027322464868265という値が返されます。この数値は自由度60のt分布において、値1.96より大きい領域の確率を示しており、統計的有意性の判定に使用されます。
T.DIST.RT(-1.98, 2)
負の値を入力したT.DIST.RT(-1.98, 2)の場合、0.9068737480782105という結果が得られます。負の値に対する右側確率は0.5を超える値となり、t分布の対称性により左側確率との関係性を理解することが重要です。
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