STUDIO ZEROが藤沢市向けホームページCX課題発見ソリューションの導入事例を公開
株式会社プレイドの社内起業組織STUDIO ZEROは、神奈川県藤沢市との取り組みにおける自治体ホームページCX課題発見ソリューションの導入事例を2025年9月8日に公開した。STUDIO ZEROが提供する伴走型行政経営DXサービス「.Gov」は、元行政官や民間ビジネスのプロフェッショナルの知見を結集して立ち上げられたサービスで、市民体験を基軸とした行政デジタル化の伴走支援を行っている。
藤沢市は以前から公式ホームページに対して「見にくい」「情報が探しにくい」という市民からの意見が多数寄せられており、具体的なウィークポイントや市民ニーズを把握できずにいた状況だった。スタジオゼロのソリューションを活用することで、従来の行政では実現困難だった市民ニーズの直視が可能になり、ホームページリニューアルの方向性が明確化されることとなる。
藤沢市が導入を決断した最大の決め手は、KARTEを活用してホームページ訪問者のニーズを数値化し多角的に分析できる点、そして改善の方向性まで一気通貫で提示される点に強い魅力を感じたことだった。さらにスタジオゼロの「民の力を使って自治体を良くしたい、市民生活を豊かにしたい」という情熱が協働の決定要因となり、自治体と同じ目線で議論できる存在として評価された。
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藤沢市ホームページの課題分析結果
| 分析項目 | 調査結果 |
|---|---|
| 全体NPSスコア | マイナス52.3 |
| 女性NPSスコア | マイナス58.1 |
| 30代女性NPSスコア | マイナス73.8 |
| 40代女性NPSスコア | マイナス62.3 |
| 目的ページ未到達率 | 約25% |
| スマートフォンユーザーNPS差 | PCユーザーより3.8pt低い |
| 優先改善対象 | 情報の探しやすさ、デザインの見やすさ、情報のわかりやすさ |
trends編集部の一言
STUDIO ZEROのCX課題発見ソリューションは、従来の無作為抽出アンケートでは把握困難だった具体的な市民ニーズをデータドリブンで可視化する点が特に優れている。KARTEを活用してホームページ訪問者に対してリアルタイムでアンケートを配信し、目的を持った利用者の声を直接収集できる仕組みは、自治体のウェブサイト改善において大きな価値をもたらすだろう。
藤沢市の事例では子育て世代女性の満足度の低さやスマートフォンユーザーのロイヤリティ課題が明確に特定され、これまでモヤっとしていた課題が数値として可視化されている。データに基づいた改善提案により組織内での課題共有が円滑になり、ホームページリニューアル事業者公募への活用まで実現した点は、他の自治体にとっても参考になる成功事例といえる。
References
- ^ PR TIMES. 「STUDIO ZERO（スタジオゼロ）が提供する伴走型行政経営DXサービス「.Gov（ドットガブ）」、藤沢市ホームページ・CX課題発見ソリューション導入事例公開のお知らせ | 株式会社プレイドのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000027.000153769.html, (参照 25-09-09).
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