稲城市で「国連を支える世界こども未来会議」初開催、SDGsをテーマにこどもたちのアイデアを募集

公開：2024年8月21日更新：2024年8月21日

【時間がない人向け】記事の要約
稲城市で開催される「国連を支える世界こども未来会議」の概要
「国連を支える世界こども未来会議 in INAGI」の開催概要まとめ
SDGsについて
trends編集部「K」の一言
References

【時間がない人向け】記事の要約

稲城市で「国連を支える世界こども未来会議」を初開催
小学生24名がSDGsをテーマにアイデアを発表
最優秀賞は関連イベントに稲城市代表として参加可能

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稲城市で開催される「国連を支える世界こども未来会議」の概要

一般財団法人ピースコミュニケーション財団は、2024年8月30日に東京都稲城市と共同で「国連を支える世界こども未来会議 in INAGI」を初めて開催する。このイベントでは、SDGsの観点から「住み続けられる未来の稲城市」をテーマに、稲城市内の全12小学校から選ばれた24名の小学生がグループに分かれてディスカッションを行い、アイデアを発表する。^[1]

最優秀賞を受賞したグループには、令和7年3月に東京都内で開催予定の「第5回国連を支える世界こども未来会議」と、8月に大阪・関西万博で開催される「国連を支える世界こども未来会議 FUTURE SUMMIT みらい総会」に稲城市代表として参加する機会が与えられる。これにより、子どもたちの国際的な視野を広げるとともに、地域の課題解決に向けた創造的なアイデアを発信する場が提供される。

イベント当日は、フリーアナウンサーの永井美奈子氏がMCを務め、審査員には一木広治氏（一般財団法人ピースコミュニケーション財団代表理事）、髙橋勝浩氏（稲城市長）、北浜けんいち氏（同市議会議長）、杉本真紀子氏（同市教育長）、伊藤夢人氏（株式会社つなぐ代表取締役/エイベックス株式会社サスティナビリティ推進ユニットシニアアドバイザー）が就任する。多様な視点から子どもたちのアイデアを評価し、将来の地域リーダーの育成を支援する。

「国連を支える世界こども未来会議 in INAGI」の開催概要まとめ

	詳細
開催日時	2024年8月30日 12:30-16:45
開催場所	稲城市議会議場、稲城市地域振興プラザ4階会議室
テーマ	「住み続けられる未来の稲城市」
対象	稲城市在住または通学の小学6年生（各小学校より2名選出）
主催	稲城市、一般財団法人ピースコミュニケーション財団

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SDGsについて

SDGsとは、「Sustainable Development Goals（持続可能な開発目標）」の略称であり、2015年9月の国連サミットで採択された2030年までに達成すべき国際目標のことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

17の目標と169のターゲットから構成される包括的な開発目標
「誰一人取り残さない」を理念とし、先進国を含む全ての国が取り組むべき普遍的な目標
経済、社会、環境の三側面を統合的に解決することを目指す

「国連を支える世界こども未来会議 in INAGI」では、このSDGsの理念を基に、子どもたちが地域の持続可能性について考え、アイデアを発表する。参加する小学生たちは、SDGsの17の目標を踏まえながら、稲城市の未来について具体的な提案を行うことが期待されている。これにより、次世代を担う子どもたちの社会参画意識と問題解決能力の向上が図られる。

trends編集部「K」の一言

「国連を支える世界こども未来会議」の開催は、子どもたちに早期から国際的な視野と地域貢献の意識を育む貴重な機会を提供している。特に、SDGsという世界共通の目標を題材にすることで、グローバルな課題と地域の課題を結びつけて考える力を養うことができる点が評価できる。また、最優秀賞受賞者に他の関連イベントへの参加機会を与えることで、子どもたちのモチベーション向上と継続的な学びの場を確保している点も注目に値する。

一方で、今後の課題として、このイベントで生まれたアイデアを実際の地域政策にどのように反映させていくかという点が挙げられる。子どもたちの斬新な発想を単なるアイデア発表で終わらせず、実現可能性を検討し、小規模でもパイロットプロジェクトとして実施するなど、具体的なアクションにつなげていく仕組みづくりが重要だろう。また、参加者の多様性を確保するため、選抜方法の工夫や、障がいを持つ子どもたちの参加促進など、よりインクルーシブな取り組みへと発展させていくことも期待される。

将来的には、この取り組みを他の自治体とも連携して展開し、地域間で優れたアイデアや実践例を共有する場を設けることで、より広範囲な社会課題の解決につながる可能性がある。さらに、子どもたちの提案を大人たちが真摯に受け止め、世代を超えた対話と協働を促進することで、持続可能な地域づくりの新たなモデルケースとなることが期待される。国連からタイトルの認定を受けた本イベントが、今後どのように発展し、社会に影響を与えていくか、注目していく必要がある。

References

^ PR TIMES. 「8月30日に「国連を支える世界こども未来会議 in INAGI」を開催します！ | 一般財団法人ピースコミュニケーション財団のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000138413.html, (参照 24-08-21).

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