株式会社スピークバディは、「AI英会話スピークバディ」において、新レッスンコンテンツ「海外旅行 基礎編」の提供を開始しました。
新コンテンツ「海外旅行 基礎編」開発の背景と英語不安の課題
株式会社スピークバディが実施した調査によると、英語学習に取り組みたい理由として「海外旅行を楽しむため」(26.9%)が上位に挙がりました。仕事やキャリア形成に次ぐ主要な動機として、海外旅行が多くの学習者の目標となっています。
一方、JTBが発表した「2026年(1月~12月)の旅行動向見通し」では、海外旅行に行かない理由として「言語の問題があるから」(19.1%)が費用面に次ぐ上位に挙がりました。海外旅行への関心を持ちながらも、現地でのコミュニケーションに不安を感じている人が少なくない実態がうかがえます。
2026年7月には改正旅券法により、パスポートの申請手数料が引き下げられる予定です。費用面のハードルが下がることで海外旅行への関心がさらに高まることが期待されます。
一方で、言語面の不安は依然として残る課題です。こうした背景から、同社は旅行カテゴリのコンテンツ拡充として「海外旅行 基礎編」を開発しました。
AI英会話スピークバディ「海外旅行 基礎編」の3つの開発ポイント
「海外旅行 基礎編」は、主人公がニューヨーク旅行でさまざまなトラブルを乗り越えるストーリー形式のコンテンツです。対応レベルは入門(CEFR A1・英検3-5級・TOEIC 120-220)で、個人・法人ユーザーのどちらでも利用できます。
主な特徴は次の3点です。
- CEFR A1相当の短く実用的なフレーズを厳選した難易度設計
- 荷物の紛失やフライト変更などトラブルを疑似体験するストーリー構成
- 「入門シリーズ」「ビジネス 基礎編」との連動によるキーフレーズ定着
「聞けばわかる」表現を「自分で話せる」に変える発話設計を採用しており、英語に苦手意識がある方でも無理なく習得できる構成となっています。
既存コンテンツと共通するキーフレーズを旅行という異なる文脈で繰り返すことで、キーフレーズの定着を促進する設計です。
Learning Experience Divisionでコンテンツグループ・マネージャーを務める関根氏は、「旅先で英語が出てこないのは語彙や文法の知識だけの問題ではないことが多い」とコメントしました。表現の応用範囲を自然に広げられるよう工夫したと説明しています。
「ひとつのフレーズをさまざまな場面で繰り返し使えるよう設計した」と語り、旅行前の学習から旅行中の実践、帰国後の振り返りまで活用できるコンテンツを目指したとしています。
「AI英会話スピークバディ」と株式会社スピークバディの概要
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 提供企業 | 株式会社スピークバディ(SpeakBUDDY Ltd.) |
| 代表者 | 代表取締役CEO 立石剛史氏 |
| 所在地 | 東京都中央区日本橋3-14-3 +SHIFT 日本橋桜通り 3F |
| 設立 | 2013年5月 |
| 新コンテンツ名 | 海外旅行 基礎編 |
| 対応レベル | 入門(CEFR A1・英検3-5級・TOEIC 120-220) |
| 累計DL数 | 500万超 |
| 導入実績 | 350を超える企業・自治体・教育機関 |
| App Store評価 | 4.6(2026年5月時点) |
| 受賞 | 日本e-Learning大賞(最優秀賞)ほか多数 |
| 事業内容 | 「AI英会話スピークバディ」の開発・運営、オンライン英語コーチング「コーチバディ」の運営、両サービスの法人向け提供 |
trends編集部の一言
JTBの調査で「言語の問題があるから」海外旅行に行かないと答えた人が19.1%にのぼるという数字は、費用面(28.9%)に次ぐ水準です。費用面の課題は改正旅券法による手数料引き下げで一定程度解消される見通しですが、言語面の不安は制度では解決できません。
業界全体としては、旅行需要の回復に合わせて語学学習ニーズが具体化しつつある局面です。マーケティング業界の文脈に置き換えると、コンテンツ設計において「知識の保有」と「実践での運用」のギャップを埋めることは業界横断で語られてきたテーマです。ひとつのフレーズを複数の文脈で繰り返す設計は、その課題への具体的な応答として注目する価値がある取り組みと言えます。
References
- ^ PR TIMES. 「7月のパスポート手数料引き下げを前に、海外旅行には英語の準備も AI英会話スピークバディ、新たな入門レッスンコンテンツ「海外旅行 基礎編」を提供開始 | 株式会社スピークバディのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000140.000017082.html, (参照 26-06-26).
