スペースシフトがSateAIs APIのβ版を提供開始、衛星データ解析をAPIで実行可能に
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株式会社スペースシフトは、衛星データ解析ブランド「SateAIs (サテアイズ)」において、セルフサーブ環境「SateAIs API」のβ版提供を開始しました。
SateAIs APIが衛星解析のハードルを低下
衛星データの解析はこれまで、調達や前処理、アルゴリズムの実装など多くの工程を個別に整えて、初めて業務で使える形になる領域でした。「SateAIs API」は、一連の工程を一つのAPIリクエストに集約し、ユーザーの業務環境にあわせて衛星解析を活用できる環境を提供します。
具体的には、既存のGISや業務基幹システム、BIダッシュボードや社内ワークフロー等から、APIリクエスト一つで解析を呼び出せます。SateAIs APIの主な特徴は、次の3点です。
- 既存の仕組みへの直接統合
- 解析ハードルの大幅な低下
- 定期や大量、自動実行
対象のシーンIDまたはAOIと、観測期間を指定することによって、解析結果を取得できます。本APIは、非同期ジョブと管理機能を備えており、多数の地点を定期的にモニタリングするような、長時間を要する解析にも対応して効率的に回せます。
4つの解析エンドポイントとFreeプラン
β版では、SAR衛星である「Sentinel-1」のデータを活用した、4つの解析アルゴリズムを提供します。対象エリアとなるシーンIDまたはAOIと、観測期間を指定して呼び出し可能で、提供される機能は以下の4点です。
- 船舶検知AI(SateAIs 海 -Ocean-)
- オイルスリック検知AI(SateAIs 海 -Ocean-)
- 新規建物検知AI(SateAIs 都 -City-)
- 時系列変化検知AI(SateAIs 時 -Time-)
あわせて、各エンドポイントは非同期ジョブ方式で実行状況を確認でき、完了後は署名付きURL経由で解析結果をダウンロードできます。アカウント登録後すぐに全機能を試せるFreeプラン(無料)が用意されており、毎月1日0:00 JSTに月500クレジットが付与されます。
コンサル付き提供との併用と今後の展開
既存のコンサルティング付き解析パッケージは、業務要件設計やデータ準備、納品支援まで含めた上位サービスとして、継続提供されます。「SateAIs API」は、セルフサーブ型として、位置づけられており、利用シーンに応じて選択できる主な特徴は次の3点です。
- ブラウザ完結型の利用管理
- クレジット制の従量課金
- SateAIs API Docsによるドキュメント提供
あわせて、株式会社スペースシフトは今後、既存解析アルゴリズムの順次API化を進め、対応する解析メニューの継続的な拡充を目指します。SDKの提供や生成AI連携など、多様な開発スタイルに合わせた利用環境を整備し、正式提供にあわせて有料プランを展開する予定です。
SateAIs APIの概要
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 提供企業 | 株式会社スペースシフト |
| 対象サービス | SateAIs API(β版) |
| 主な機能 | 衛星データ解析のAPI実行、ジョブ管理 |
| 対応衛星 | Sentinel-1(C-band SAR) |
| 料金体系 | Freeプラン(無料、月500クレジット) |
| 今後の方針 | 解析メニューの拡充、有料プランの展開 |
trends編集部の一言
今回の発表で注目したのは、数週間の契約調整を必要としていた衛星データの解析作業が、APIリクエスト一つで実行可能になった点です。調達から前処理、アルゴリズム実装に至る複雑な工程が集約されたことにより、実務担当者にとっても活用のハードルが大幅に低下します。
業務基幹システムやBIダッシュボードへの直接統合が可能な点も、既存の仕組みに衛星解析を組み込みたい企業にとって検討材料です。船舶検知AIといった現場の課題解決に直結しやすい機能が、初期から用意されており、無料プランを通じて、自社の用途に適合するかを検証しつつ、今後の拡充状況を注視する方針です。
References
- ^ PR TIMES. 「スペースシフト、誰でも使える衛星データ解析API「SateAIs™ API」β版を提供開始 | 株式会社スペースシフトのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000085.000006437.html, (参照 26-04-30).
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