トムソン・ロイター株式会社は2026年4月22日、AIテクノロジー「CoCounsel」上で、新機能「Westlaw Japan AIリサーチ」の提供開始を発表しました。
Westlaw Japan AIリサーチが法務リサーチの信頼性を強化
今回の新機能では、すべてのAI出力がWestlawの法令・判例データベースに基づいて生成され、明確な引用と、原文への直接リンクとともに提示される仕組みが採用されています。自然言語で質問できる専門家水準AI(Fiduciary-grade AI)と、信頼性の高いリーガルコンテンツの組み合わせによって、検証可能かつ引用根拠付きのリサーチが実現する形です。
トムソン・ロイターは150年以上にわたり、日本のリーガルコミュニティを支援しており、6,000を超える組織にコンテンツとテクノロジーを提供してきました。2025年10月には、日本の法的思考に対応するよう最適化された「CoCounsel 日本語版」の提供を開始しています。今回の統合は、CoCounselのドラフティング・レビュー・分析機能を、Westlawの法情報リサーチ基盤と一体化する次のステップとして位置付けられています。
法務分野における生成AI活用の信頼性課題
生成AIの業務活用においては、「信頼性」と「正確性」への懸念が、依然として大きな障壁となっています。トムソン・ロイターのレポートによると、日常業務で生成AIを利用しない理由として、回答者の61%が「信頼性と正確性への懸念」を挙げており、主な対応ポイントは次の3点です。
- ハルシネーションリスクの最小化
- 検証にかかる時間の削減
- 法務リサーチ全体のスピード向上
Westlaw Japan AIリサーチでは、ユーザーが日本の法律に関する質問を自然言語で入力すると、厳選された法令・判例データベースに基づく、構造化された回答が返されます。回答には情報源への直接リンクを含む明確な引用が提示され、リサーチ画面を離れることなく、内容の確認・検証が可能です。
Westlaw Japan AIリサーチの概要
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 提供元 | トムソン・ロイター株式会社 |
| 機能名 | Westlaw Japan AIリサーチ |
| 基盤 | CoCounsel上で提供 |
| 対象ユーザー | 日本国内の全CoCounselユーザー |
| 利用条件 | 無料トライアル中の利用者も対象 |
| 今後の予定 | 2026年後半に次世代Westlaw Japanへ移行予定 |
trends編集部の一言
法務リサーチの分野で「引用根拠付き」のAI出力が標準装備される動きは、自分が普段ノーコードツールで業務改善を進めるなかでも気になるテーマでした。マーケティング施策のリーガルチェックを外部に依頼する場面では、根拠の確認に時間がかかることが多く、回答に原文リンクが付く仕組みは法務担当者だけではなく、依頼側の実務スピードにも影響しそうです。
生成AIの回答を「そのまま使えるか」が現場での最大の関心事であり、61%が信頼性への懸念を挙げているという調査結果は肌感覚とも一致しています。社内で契約書レビューや規約確認を効率化したいと考えている管理部門の担当者にとって、検証プロセスが組み込まれたリサーチ基盤の登場は、検討材料になるのではないでしょうか。
References
- ^ PR TIMES. 「トムソン・ロイター、Westlaw Japan AIリサーチ の提供を開始 | トムソン・ロイター株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000013.000072024.html, (参照 26-04-22).
※上記コンテンツの内容やソースコードはAIで確認・デバッグしておりますが、間違いやエラー、脆弱性などがある場合は、コメントよりご報告いただけますと幸いです。
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