株式会社ストラウトは2026年4月20日、ヤンマーベンチャーズ株式会社をリードインベスターとする第三者割当増資により、総額1.5億円の資金調達を実施したと発表しました。
Sakana Edgeを軸にした陸上養殖モデルの拡大
ストラウトは、静岡県富士宮市で70年続くニジマス養殖を源流に持ち、現役の養殖事業者としての知見と、AI・IoTを活用した「養殖DX」を融合させたEnd-to-Endの陸上養殖モデルを構築してきました。静岡清水の養殖場ではカワハギの死亡率を改善し、「単価」と「利益率」の両面で向上を実現するなど、事業としての成果を積み上げています。
今回の資金調達の背景には、世界的な水産物需要の拡大があります。2030年までに世界の水産物の60%以上が養殖由来になるとも言われ、市場規模は3,000億ドルを超える見通しです。
資金調達と事業展開の概要
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 調達総額 | 1.5億円 |
| 調達方法 | 第三者割当増資 |
| リード投資家 | ヤンマーベンチャーズ |
| 対象企業 | 株式会社ストラウト |
| 本社所在地 | 沖縄県沖縄市 |
| 既存拠点 | 静岡・沖縄・東北の3拠点 |
| 海外展開先 | シンガポールを中核拠点 |
| 主要プロダクト | Sakana Edge |
trends編集部の一言
養殖事業のDXというと、技術先行のイメージを持ちがちですが、ストラウトの取り組みは70年の現場ノウハウがベースにある点が印象的でした。業務改善ツールを導入する際に、「現場を知らないまま仕組みだけ入れても定着しない」という壁にぶつかった経験がある方も多いのではないでしょうか。
IoTセンシングやAI予測分析といったキーワードは多くの業界で聞かれますが、魚病早期検知や給餌最適化といった具体的な機能モジュールに落とし込んでいる点は、導入効果を測りやすい構成だと感じました。食品関連の業務に携わる方や、一次産業のDX推進を検討している担当者にとっては、「技術をどう現場に実装するか」を考える際の、具体的な事例として注目できる内容です。
References
- ^ PR TIMES. 「日本の養殖技術を世界へ ― AI×陸上養殖のストラウト、拠点多角化と海外展開を本格始動 | 株式会社ストラウトのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000125125.html, (参照 26-04-20).
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