本記事は、PR TIMESに掲載された企業・団体等のプレスリリースを原文のまま転載しています。記事内容は発表時点の情報です。
- 発表元
- 株式会社こっこー
- 配信日時
- 2026年8月4日 09時12分
- 転載日
- 2026年8月5日
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~太陽光の余剰電力で水素を製造、2030年SBT目標達成目指す~
産業廃棄物処理・リサイクル事業を展開する株式会社こっこー(本社:広島県呉市、代表取締役:槙岡達也、以下「当社」)は、2026年7月下旬より、呉リサイクルセンター(以下「当センター」)において、太陽光発電の余剰電力を活用して製造した「グリーン水素」をスクラップ加工の溶断ガスとして利用するなどの実証実験を開始します。
本事業は、公益財団法人くれ産業振興センターの「脱炭素技術等事業化可能性調査(F/S)補助金」の採択事業であり、企業脱炭素と資源再生を融合させた国内に類を見ない※先進モデルの確立を目指すものです。
※自社調べ:2026年8月現在。特許情報プラットフォーム「J-PlatPat」および業界専門紙(日刊産業新聞、環境新聞)の記事検索において、リサイクル事業者が太陽光発電の余剰電力由来グリーン水素をスクラップ加工の溶断燃料として活用する事例は確認されていません。
スクラップ事業者特有の"消費電力の波"に着目した、未利用エネルギーの利用検討
リサイクル現場ではマグネットクレーンやプレス機などの稼働により、数秒単位で電力消費量が激しく変動しています。そのため現在当センターに設置している自家消費型太陽光発電システムでは、その急激な需要の変化に追従できず、発電可能な電力の約半数(年間約40万kWh)を有効活用できないという課題を抱えています。その解決のため、余剰電力の売電や蓄電、燃料電池など様々な検討を進めています。


中でも期待されているのが、この未利用エネルギーと水電解装置によって製造・貯蔵した「グリーン水素」を、従来のプロパンガスに代わる鉄スクラップの溶断燃料として活用することです。実際の運用においては、水素特有の「炎が不可視である」という性質による作業時の安全リスクを回避するため、既存のプロパンガスと一定の割合で混合する予定です。実験段階では、水素系燃料混合ガス「HL-1 (日酸TANAKA株式会社、日本酸素株式会社)」を使用します。水素は燃焼時にCO2を排出しないため、実装できれば従来のプロパンガス100%での作業と比較して、当センターにおけるガス溶断のScope1排出量 (年間約12~23トン) を、置換率に応じて削減できる見込みです。
グリーン水素への燃料転換でCO2削減と作業環境改善を両立
当社は2023年に中小企業向けSBT(Science Based Targets)認定を取得し、2030年までにGHG排出量を42%削減(2022年度比)するという厳しい目標に挑戦しています。
(過去の取組みについてはこちらの記事を併せてご覧ください)
太陽光発電による自家消費以外にも、LED、CO2フリー電力、バイオ燃料の導入などを進めていますが、さらなる削減には化石燃料からの転換が不可欠です。当社の業務におけるグリーン水素の活用方法は、溶断のほかに、ガラス軽量発泡資材の焼成、フォークリフトの燃料などを検討しています。

水素混合ガスによる溶断は、CO2削減だけでなく、従来のガスに比べ「逆火が起こりにくく安全性が高い」「ススが少なくノロ(溶融カス)が取れやすいため作業効率が向上する」「輻射熱が小さいため作業者への熱負担が軽減される」といった、現場作業の効率化と環境改善も期待されています。
サプライチェーン全体の脱炭素に貢献
製造業が集積する呉市において、サプライチェーン全体の脱炭素化(Scope3削減)は喫緊の課題です。リサイクル工程の低炭素化は、資源を供給する取引先企業の環境価値向上に直結します。さらに、解体業務を行う当社は、建物のライフサイクルカーボン※(LCCO2)を見据えた取組みが求められています。
(解体業務のLCO2に関する他の取組みについてはこちらのプレスリリースを併せてご覧ください)
将来的には、社内で消費しきれない水素を周辺の企業や公共施設に供給する「地域脱炭素」への貢献も見据え、地域一体となったカーボンニュートラルの実現を推進します。
※ライフサイクルカーボンとは:製品や建築物の「資源採取から製造、輸送、施工、使用、そして解体・廃棄に至るまでの生涯(ライフサイクル)全体」で排出される二酸化炭素(CO₂)の総量
かぎりあるものを、かぎりなく
当社は、本調査を皮切りに、グリーンエネルギーを社内の資源再生プロセスへ融合させる「脱炭素型資源再生プロセス」の確立を目指します。カーボンニュートラルとサーキュラーエコノミー(循環型経済)を同時に実現させるこの呉市発の先進モデルを通じて、地域社会と共に持続可能な未来を創り上げてまいります。


株式会社こっこー
広島県呉市に本社を置き、鉄・非鉄スクラップや廃棄物、鉄鋼材加工やエクステリアを取り扱う、総合リサイクル企業です。
以下はtrends編集部による情報です。
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