Suno AIとは
Suno AIはテキスト入力のみで楽曲を生成できるプラットフォーム。2023年5月にリリースされ、革新的な音楽制作ツールとして注目を集めています。
音楽的な才能や作曲技術に関わらず、誰でも簡単に作曲できるのが魅力。ポップやロック、ジャズなどの多彩な音楽に対応しており、楽曲にボーカルを加えることも可能です。
無料プランでは1日最大5曲までの作成でき、有料プランを選択することでより多くの楽曲を生成可能。ブラウザを通じて直感的に操作できるため、音楽制作初心者でも手軽に楽しむことができます。
また、有料プランを利用すると、作成した楽曲を商用目的で使用できるのも魅力です。
SunoAIの料金はいくら?
Suno AIの料金形態は下記の通りです。
プラン名 | 価格 | クレジット/曲数 | 商用利用 |
---|---|---|---|
基本プラン | $0 (無料) | 毎日50クレジット | 不可能 |
プロプラン | $8/月 | 毎月 2,500クレジット | 可能 |
プレミアプラン | $24/月 | 毎月 10,000クレジット | 可能 |
Suno AIの基本プランであれば無料で利用可能。アカウント登録することで毎日50クレジット付与されます。1曲作るのに10クレジット消費するため、無料でも1日5曲作成可能です。
新バージョン「suno v4」でできること
2024年11月20日、Suno AIが新バージョン「v4」を発表。音質や歌詞作成の支援機能が強化され、プロプラン以上で利用できます。suno v4でできることは下記の通りです。
音質がさらに向上
Suno v4では前バージョンに比べて、クリアで深みのある音質を実現。歌詞がより聞き取りやすくなり、音楽の細部にまでこだわった表現が可能です。
古い楽曲も新しい品質にアップデート
以前のバージョンで作成した音楽をv4の技術でリマスタリングできます。これにより過去に作った楽曲も最新の音質で再生できます。
歌詞作成をサポートする新機能
新たに導入された歌詞生成ツール「ReMi」が、魅力的で創造的な歌詞の制作を手助けします。AIが歌詞の構成を提案するので、初心者でも簡単に質の高い歌詞を作成可能です。
視覚的な演出も充実
楽曲の内容に合ったオリジナリティあふれるカバーアートを自動生成する機能がさらに洗練されました。曲の雰囲気を視覚的にも伝えられます。
自分の音源をアレンジ可能
「Covers」機能を使えば、アップロードした音源を元にAIがユニークなアレンジを施します。プロンプトに基づいて元の楽曲に新たな命を吹き込めるのが魅力です。
ボーカルのスタイルを保存して再利用
「Personas」という機能を活用することで、一度設定したボーカルの特徴や楽曲の雰囲気を保存してほかの楽曲でも再現できます。これにより一貫性のある音楽制作が可能です。
Suno AIは商用利用できるのか
Sunol AIより
Suno AIは基本プラン(無料)だと商用利用できません。しかし、プロプランとプレミアプランのような有料プランであれば商用利用できます。
Suno AIの使い方
はじめにSuno AIの公式サイトへアクセスします。
Suno AIの公式URL:https://www.suno.ai/
Sunol AIより
トップページの左下にある「Sign In」ボタンをクリックして下さい。
Sunol AIより
Discord・Google・Microsoftアカウントのいずれかで登録可能。任意のSNSをクリックしてください。
Sunol AIより
アカウント登録が完了すると上記の画面が表示されます。画面左のメニュー欄から「Create」をクリックしてください。
Sunol AIより
すると音楽の生成画面が表示されます。「Song description」へ作りたい曲の特徴を入力し、下にある「Create」ボタンを押すことで作曲可能です。
今回はテストとして「元気になるポップな音楽を作って下さい。」というプロンプトを実行してみます。
Sunol AIより
作成された曲は画面赤枠内に表示されます。実際にできた曲は下記のURLからアクセスできます。
https://app.suno.ai/song/e8cdd6d7-a547-4a48-8ea6-44f63fd02aa6
再生してもらうとわかりますが、AIで作ったとは思えないほど高クオリティです。
suno aiで歌詞を消す方法
プロンプト入力欄の下にある「Instrumental」をオンにすると、歌詞を消して音楽だけ作成できます。自分好みのBGMを作るのに役立ちそうですね。
次は「Instrumental」をオンにして「落ち着いて作業するのにぴったりなカフェミュージックを作って下さい。」というプロンプトで実行してみます。
Sunol AIより
作成したBGMは下記の通りです。
https://app.suno.ai/song/c0e944f7-4ae7-447b-b2cc-e0d927fc02cb
集中できそうというより眠くなりそうなジャズミュージックを作ってくれました。
カスタマイズ機能で歌詞を記載できる
Sunol AIより
プロンプトの上部にある「Custom Mode」をオンにすると歌詞の入力欄と音楽のスタイル、音楽のタイトルを入力できる画面が表示されます。今回は歌詞をChatGPTに作ってもらいました。
ChatGPTが作った歌詞
[サビ]
「未来を奏でる、このメロディー
Suno AI、響け創造のシンフォニー
一緒に紡ぐ、無限のハーモニー
夢と現実、繋ぐ音楽の魔法」
[バース1]
「テキストから生まれる、新しい歌
君の言葉で、色づくメロディー
革新的な響き、開ける新たな扉
Suno AI、未来を照らす光」
[バース2]
「ジャンルを超えて、広がる可能性
ポップ、ロック、ジャズ、響け多様性
カスタマイズの風、吹き抜ける創造の世界
新しい音楽の旅、始まる瞬間」
ChatGPTで生成した音楽のスタイル
Suno AIというAIツールの歌を作ってください。未来的で革新的な雰囲気を持ちながら、クリエイティブな創造過程を反映しているものが適しているでしょう。メロディーはキャッチーでモダンなポップスタイルにすることで、Suno AIの革新的な性質を強調できます。
カスタムで歌詞を追加した内容は下記の通り。
https://app.suno.ai/song/0f5beda3-e3b2-49b8-8b1e-ee3a0ea404be
歌詞の内容が短すぎる場合、独自の歌詞も追記して作成してくれるようです。気になったポイントとして、指定した歌詞が部分的に変わっていたり意図した発音と異なっていたりするところが懸念点です。
たとえば「AI(エーアイ)」を「エイ」と発音していることなどが挙げられます。そのため、英語と日本語の双方を利用する歌詞の場合は発音に注意した方がよさそうです。
Suno AIでmp3ファイルをアップロードする方法
Suno AIは既存のmp3データをアップロードし、曲を編集したり延長したりすることも可能です。具体的な方法を詳しく解説します。
Sunol AIより
はじめにSuno AIの左メニューバーから「Create」をクリックします。
Sunol AIより
画面上部にある「Upload Audio」をクリック。
Sunol AIより
上記のように利用する際の注意点が表示されます。日本語訳は下記の通りです。
私は、Suno の機能を使用してアップロードするコンテンツのすべての権利を私が所有または排他的に管理していることを証明します。 私は、私がその権利を所有または排他的に管理していない場合、コンテンツのアップロードが許可されていないこと、またこの禁止にもかかわらずアップロードを行った場合、(その他の問題の中で)Sunoとの契約に違反することになり、その他のさまざまな法的責任を負う可能性があることを理解しています。 このボックスをクリックすることで、私は上記を認め、同意します。
上記の内容を確認後「Agree to Term」をクリックしてください。
Sunol AIより
するとファイルのアップロード画面が標示されます。すでにmp3データを用意している場合は「select a file」をクリック。その場で録音して使いたい場合は「Record Audio」をクリックして下さい。
Sunol AIより
mp3ファイルのデータは上限が60秒までと決まっています。60秒間で利用したい範囲を指定し「Save trimmed audio」をクリックします。
Sunol AIより
音声ファイルの画像指定画面が表示されます。「Add New Image」をクリックすることで画像を指定したり、プロンプトで生成することが可能。画像の設定後は「Confirm & Save」をクリックして完了です。
Sunol AIより
するとSuno AIの音楽欄にアップロードしたデータが表示されます。ここから音楽を延長したり編集したりできるのです。
Suno AIのよくある質問
Suno AIで1日に何曲作れる?
-
プランによって異なります。例えば無料プランでは1日に5曲まで作成可能です。
Suno AIは何ができるのか?
-
歌詞付きの音楽の作成や、独自のBGMを作ることができます。
Suno AIは商用利用可能なのか?
-
有料プランであれば商用利用できます。無料プランは商用利用できません。
Suno AIの作曲時間はどのくらい?
-
4分までの長さの楽曲を作曲することが可能。Extend機能を使うことで、最大6分の楽曲を作成できます。
※上記コンテンツの内容やソースコードはAIで確認・デバッグしておりますが、間違いやエラー、脆弱性などがある場合は、コメントよりご報告いただけますと幸いです。
ITやプログラミングに関するコラム
-
画像やテキストから動画を生成できるAI「Haiper」の使い方|具体的な手順を実際の画像で詳しく解説
-
DXを推進するには何から始めるべき?企業が最初に取り組むべき基本ステップを紹介
-
歌声とインストを分けて抽出できる「Ultimate Vocal Remover v5」の使い方。具体的な手順をわかりやすく解説
-
動画と音声を編集できるAI「Descript」の使い方。日本語対応の有無や料金形態についても詳しく解説
-
人材開発支援助成金「人への投資促進コース」の特徴や利用条件、具体的な利用手順について紹介