スプレッドシートのFREQUENCY関数とは
FREQUENCY関数は、1列の配列データを指定されたクラス(階級)に分類して、それぞれの頻度分布を計算する配列関数です。この関数は統計解析において、データの分布パターンを視覚的に理解するために使用されます。
基本構文はFREQUENCY(データ, クラス)となっており、第1引数にはカウント対象となる値の配列またはレンジを指定できます。第2引数には階級境界値の配列またはレンジを指定し、クラスは明確性のためにソートされている必要がありますが、FREQUENCY関数は内部で自動的にソートを実行して正確な結果を返します。
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データ範囲とクラス設定の基本手順
データ範囲の設定では、分析対象となる数値データが含まれるセル範囲を第1引数として指定する必要があります。例えばA2:A40のように連続したセルレンジを指定することで、40個の数値データを分析対象として設定できます。
=FREQUENCY(A2:A40,B2:B5)
クラス設定では、階級境界値となる数値をB2:B5のようなセルレンジに事前に入力しておく必要があります。階級境界値は通常昇順で並べられており、データがどの階級に属するかを判定する基準となる重要な要素となります。
出力結果の特殊な配列構造
FREQUENCY関数の出力は、指定したクラス数よりも1つ多いセル数を持つ垂直配列として返される特殊な構造を持っています。最後の値はデータ内でクラス境界値のいずれよりも大きい要素数を表すためです。
=FREQUENCY(A2:A40,{10;20;30;40})
この例では4つのクラス境界値を指定しているため、出力結果は5つのセルからなる配列として表示されます。各セルには対応する階級に該当するデータの個数が表示され、最後のセルには40を超えるデータの個数が自動的に計算されます。
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