スプレッドシートのT.DIST.2T関数とは
T.DIST.2T関数は、指定された値xに対するスチューデントt分布の両側確率を計算するGoogleスプレッドシートの統計関数です。この関数は従来のTDIST関数の後継となる新しい関数として導入され、より明確な命名規則に従って設計されています。
T.DIST.2T関数はTDIST関数のtailsパラメータを2に設定した場合と同等の結果を返します。両側検定における仮説検定や信頼区間の計算において、t分布の確率を求める際に広く活用されています。
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基本的な構文と引数の仕様
T.DIST.2T関数の基本構文はT.DIST.2T(x, degrees_freedom)
の形式で記述します。第一引数のxは分布を評価する値で、第二引数のdegrees_freedomは自由度を指定します。
=T.DIST.2T(1.96, 60)
引数xには0以上の数値を入力する必要があり、負の値を指定すると#NUM!エラーが返されます。自由度degrees_freedomは1以上の整数を指定する必要があり、1未満の値を入力した場合も#NUM!エラーが発生します。
実際の計算例と結果の解釈
T.DIST.2T(1.96, 60)を実行すると約0.0546の値が返され、これは自由度60のt分布において±1.96の範囲外に値が存在する確率を示します。この結果は統計的有意性の判定や信頼区間の境界値として利用できます。
=T.DIST.2T(1, 2)
結果: 0.42264973081037
T.DIST.2T(1, 2)の計算結果は約0.4226となり、自由度2の場合におけるt値1の両側確率を表しています。この値は標準正規分布と比較してt分布が持つ裾の重い特性を反映した結果です。
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