スプレッドシートのSUBSTITUTE関数とは
SUBSTITUTE関数は、指定した文字列内の既存のテキストを新しいテキストに置換するためのスプレッドシート関数です。この関数を使用することで、セル内の特定の文字列を自動的に検索し、別の文字列に置き換えることができます。
基本構文はSUBSTITUTE(検索対象のテキスト, 検索文字列, 置換文字列, 出現回数)
となっており、4つのパラメータを使用して動作します。検索対象となるテキストは文字列データであり、数値を扱う場合は別途VALUE関数との組み合わせが必要となります。
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SUBSTITUTE関数の基本的な使用方法
最も基本的な使用例として、SUBSTITUTE("search for it","search for","Google")
のように記述すると、"search for it"という文字列内の"search for"を"Google"に置換できます。この場合、結果として"Google it"という文字列が出力されることになります。
=SUBSTITUTE("search for it","search for","Google")
セル参照を使用する場合はSUBSTITUTE(A2,"new york","New York")
のように記述し、A2セル内の"new york"を"New York"に置換します。このように、セル内のデータを動的に処理することで、大量のデータの一括修正が効率的に行えるようになります。
検索文字列は部分一致で動作するため、"vent"で検索すると"eventual"内の"vent"部分も置換対象となります。完全一致での検索を行いたい場合は、前後にスペースや区切り文字を含めた検索文字列を指定する必要があります。
出現回数指定による部分置換の実装
第4パラメータの出現回数を指定することで、文字列内の特定の出現箇所のみを置換対象にできます。例えばSUBSTITUTE("January 2, 2012",2,3,1)
では、最初に出現する"2"のみを"3"に置換し、結果は"January 3, 2012"となります。
=SUBSTITUTE("January 2, 2012","2","3",1)
出現回数パラメータを省略した場合は、該当する全ての文字列が置換対象となり、一度の関数実行で複数箇所の同時置換が可能です。この機能により、データクリーニング作業において不要な文字や記号を一括で削除したり、統一された表記に修正したりできます。
複数の異なる文字列を同時に置換したい場合は、SUBSTITUTE関数をネストして使用するか、複数のSUBSTITUTE関数を組み合わせる方法があります。ただし、単一の関数呼び出しでは一種類の文字列置換のみが実行可能であることに注意が必要です。
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