スプレッドシートのVALUE関数とは
VALUE関数は、Googleスプレッドシートで認識される日付、時刻、番号の書式の文字列を数値に変換する関数です。この関数は、文字列形式で入力されたデータを数値として処理できるようにするため、計算処理や分析作業において必要不可欠な機能を提供しています。
関数の基本構文はVALUE(テキスト)
となっており、引数には変換対象となる文字列を指定します。VALUE関数が返す値は純粋な数値であり、元の引数が日付として解釈される場合でも数値形式で結果が表示されます。
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VALUE関数の基本的な使用例
最も基本的な使用例として、文字列として入力された数値を数値に変換する場合があります。例えば、VALUE("123")
と入力すると、文字列の123が数値の123に変換されて返されます。
=VALUE("123")
=VALUE("456.78")
=VALUE("-999")
上記のサンプルコードでは、正の整数、小数点を含む数値、負の数値の変換例を示しています。これらの関数は全て対応する数値を正確に返し、後続の計算処理で利用できるようになります。
文字列形式で保存されている数値データをセルに貼り付けた場合、自動的に数値として認識されないことがあります。このような場合にVALUE関数を使用することで、明示的に数値変換を行い、数式や関数での計算処理を可能にします。
日付と時刻文字列の数値変換
VALUE関数は日付や時刻の文字列も数値に変換でき、特に日付計算や時間計算において重要な役割を果たしています。日付文字列の場合、例えばVALUE("7/20/1969")
は対応するシリアル値に変換され、時刻の場合はVALUE("12:00:00")
のように時刻文字列を小数値として変換します。
=VALUE("7/20/1969")
=VALUE("12:00:00")
=VALUE("01/01/2012 10:30:00")
日付の変換では、Googleスプレッドシートが内部的に使用するシリアル値システムに従って数値が生成されます。例として、=VALUE("01/01/2012")
はデフォルトで40909として表示され、これは1900年1月1日からの日数を表現した値となっています。
時刻文字列の変換では、24時間制での時刻が0から1の間の小数値として表現されます。正午の12:00:00は0.5となり、午後6時の18:00:00は0.75として変換され、これらの値は時間計算で直接利用可能です。
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