スプレッドシートのREGEXMATCH関数とは
REGEXMATCH関数は、指定されたテキストが正規表現パターンに一致するかどうかを判定するGoogleスプレッドシート独自の関数です。この関数はテキスト形式の入力データのみを処理し、論理値であるTRUEまたはFALSEを結果として返します。
正規表現による文字列検索は、複雑なパターンマッチングを可能にし、データの分析や検証作業を効率的に行うことができます。REGEXMATCH関数を使用することで、特定の文字パターンや文字列の形式に合致するデータの存在を簡単に確認することが可能です。
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REGEXMATCH関数の基本構文と引数設定
REGEXMATCH関数の構文はREGEXMATCH(text, regular_expression)
の形式で記述し、第一引数にテスト対象のテキスト、第二引数に正規表現パターンを指定します。関数名の後に続く括弧内で、カンマ区切りで2つのパラメータを正確に指定する必要があります。
=REGEXMATCH("Spreadsheets", "S.r")
上記のサンプルコードでは、文字列「Spreadsheets」が正規表現パターン「S.r」に一致するかを検証し、条件に合致するためTRUEが返されます。正規表現パターンでは「.」(ドット)が任意の一文字を表すメタ文字として機能するため、「Spr」の部分がパターンマッチングの対象となるのです。
RE2正規表現エンジンでの文字列判定仕様
GoogleスプレッドシートはRE2正規表現エンジンを採用しており、Unicode文字クラスマッチングを除くRE2の全機能をサポートしています。数値データを入力として使用する場合は、TEXT関数を用いて事前にテキスト形式に変換する処理が必須となります。
=REGEXMATCH(TEXT(123, "0"), "\d+")
この例では数値123をTEXT関数で文字列に変換した後、正規表現「\d+」(一つ以上の数字)とのマッチング処理を実行しています。RE2エンジンの仕様により、バックスラッシュdは数字文字を表すメタ文字として解釈され、プラス記号は直前の文字クラスの1回以上の繰り返しを意味するのです。
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