スプレッドシートのIMARGUMENT関数とは
IMARGUMENT関数は複素数の角度を計算するGoogleスプレッドシート専用の工学関数です。この関数は与えられた複素数の偏角をラジアン単位で返すため、複素解析や電気工学の分野で重要な役割を果たします。
複素数は実数部と虚数部から構成される数値であり、座標平面上の点として表現できます。IMARGUMENT関数は複素数x+yiにおいて、原点から該当の点までの線分が正のx軸となす角度θを算出するのです。
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基本的な構文と引数の指定方法
IMARGUMENT関数の基本構文は=IMARGUMENT(number)
となっており、引数numberには複素数を指定する必要があります。この引数にはCOMPLEX関数の結果、実数、または文字列形式の複素数を入力できるのです。
=IMARGUMENT(COMPLEX(4, 6))
=IMARGUMENT(4)
=IMARGUMENT("2+3I")
実数を引数に指定した場合、虚数部が0の複素数として解釈されるため角度は0ラジアンを返します。文字列形式で複素数を指定する際は、"x+yi"の形式で記述し、xとyには数値を入力しなければなりません。
計算結果の実例と注意事項
IMARGUMENT関数は具体的な計算結果を通じて理解を深めることが重要です。例えば=IMARGUMENT(COMPLEX(0, 1))
では純虚数i(0+1i)の角度として1.570796327ラジアンが返されます。
=IMARGUMENT(COMPLEX(0, 1)) // 結果: 1.570796327
=IMARGUMENT(1) // 結果: 0
=IMARGUMENT("1+1i") // 結果: 0.7853981634
この関数は引数が有効な複素数でない場合や0の場合にエラーを返すため注意が必要です。"1+1i"のように実数部と虚数部が等しい場合は45度(π/4ラジアン)に相当する約0.785ラジアンの値が算出されます。
※上記コンテンツの内容やソースコードはAIで確認・デバッグしておりますが、間違いやエラー、脆弱性などがある場合は、コメントよりご報告いただけますと幸いです。
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