スプレッドシートのCHOOSEROWS関数とは
CHOOSEROWS関数は、既存の配列から指定した行番号の行を抽出して新しい配列を作成するGoogleスプレッドシート関数です。この関数を使用することで、元のデータ範囲から特定の行のみを選択し、新しい表形式のデータとして再構成できます。
関数の基本構文はCHOOSEROWS(配列, 行番号1, [行番号2])
という形式で記述され、第一引数には抽出元となる配列を指定します。行番号は正の数値で上から数えるか、負の数値で下から数えることが可能で、複数の行を同時に抽出することもできるのです。
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正の行番号を使った基本的なデータ抽出方法
正の行番号を使用する場合は、配列の上から何行目かを指定してデータを抽出する方法になります。例えば学生の成績データから特定の学生の情報を抽出する際に、1行目のヘッダーと2行目、4行目の学生データを取得したい場合があるでしょう。
=CHOOSEROWS(A1:B5, 1, 2, 4, 2)
このサンプルコードでは、A1からB5の範囲から1行目、2行目、4行目、そして再度2行目を抽出しています。同じ行番号を複数回指定することで、特定の行を重複して表示することも可能で、データの比較分析や強調表示に活用できます。
負の行番号による下位行からの逆順抽出処理
負の行番号を使用することで、配列の下から数えて行を抽出する処理が実行できます。-1は最下行、-2は下から2行目といった具合に、データの末尾から遡って行を選択する方式です。
=CHOOSEROWS(A1:B5, 1, -1, -2, -3)
この例では1行目のヘッダー行と、下から1行目、2行目、3行目の学生データを抽出しています。成績の低い順に学生を表示したい場合や、最新のデータから過去に遡ってデータを表示する際に、負の行番号による抽出が効果的に機能するでしょう。
※上記コンテンツの内容やソースコードはAIで確認・デバッグしておりますが、間違いやエラー、脆弱性などがある場合は、コメントよりご報告いただけますと幸いです。
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