スプレッドシートのIMPORTRANGE関数とは
IMPORTRANGE関数は指定されたスプレッドシートからセル範囲をインポートするGoogleスプレッドシート専用のウェブ関数です。この関数を使用することで、異なるスプレッドシートファイル間でデータを自動的に連携し、リアルタイムで情報を共有できます。
IMPORTRANGE関数はinternet接続を必要とする外部データ関数の一つであり、ソーススプレッドシートが更新されると受信側のドキュメントも自動的に更新されます。1回のリクエストで最大10MBまでのデータを受信でき、ドキュメントが開いている間は1時間ごとに自動的に更新チェックを実行します。
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IMPORTRANGE関数の基本構文と使用方法
IMPORTRANGE関数の基本構文はIMPORTRANGE(spreadsheet_url, range_string)という形式で、2つのパラメータを必要とします。spreadsheet_urlはデータをインポートするスプレッドシートのURLを指定し、引用符で囲むかセル参照で指定する必要があります。
IMPORTRANGE("https://docs.google.com/spreadsheets/d/abcd123abcd123", "Sheet1!A1:C10")
range_stringパラメータは「[sheet_name!]range」形式の文字列で、インポートする範囲を指定します。シート名の部分は省略可能で、省略した場合は最初のシートからデータをインポートしますが、明示的にシート名を指定することで特定のワークシートからデータを取得できます。
テーブル参照と名前付き範囲の活用
IMPORTRANGE関数ではテーブル参照を使用してより直感的なデータ取得が可能で、構造化されたテーブル内の特定列を参照できます。テーブル参照を使用する場合、DeptSales[Sales Amount]のような形式でテーブル名と列名を組み合わせて指定します。
IMPORTRANGE("https://docs.google.com/spreadsheets/d/abcd123abcd123", "DeptSales[Sales Amount]")
名前付き範囲機能を活用することで、セル範囲に意味のある名前を付けてIMPORTRANGE関数で参照できます。Sales_totalのような分かりやすい名前を付けることで、関数の可読性が向上し、保守性も高くなるためプロジェクトでの使用に適しています。
※上記コンテンツの内容やソースコードはAIで確認・デバッグしておりますが、間違いやエラー、脆弱性などがある場合は、コメントよりご報告いただけますと幸いです。
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