スプレッドシートのNPV関数とは
NPV関数は正味現在価値を計算する関数で、一連の定期的なキャッシュフローと割引率に基づいて投資の価値を評価します。この関数は英名では「Net Present Value」と言われており、将来のキャッシュフローを現在価値に換算して投資判断に役立てることができます。
NPV関数はPV関数と類似していますが、PV関数とは異なり変動するキャッシュフローに対応している点が特徴です。各キャッシュフロー引数は投資家の視点からの収入であれば正の値、支払いであれば負の値で入力する必要があります。
【PR】プログラミングや生成AIを無料で学べる「コードキャンプフリー」
NPV関数の基本構文と引数設定
NPV関数の基本構文はNPV(discount, cashflow1, [cashflow2, ...])
で記述し、第1引数のdiscountには1期間あたりの割引率を指定します。第2引数以降のcashflow1、cashflow2には将来のキャッシュフローを順序通りに入力する仕様となっています。
=NPV(0.08,200,250,300)
上記のサンプルコードでは割引率8%で3期間のキャッシュフロー200、250、300を評価しています。各キャッシュフロー引数は値、セル参照、または値を含む範囲のいずれかで指定でき、参照された順序でキャッシュフローが考慮されます。
キャッシュフロー引数の正負と実装方法
NPV関数におけるキャッシュフロー引数は投資の収入を正の値、支払いを負の値で表現する必要があります。例えばクーポン収入は正の値、ローン返済は負の値として入力し、投資家の視点からの資金の流れを正確に反映させることが重要です。
=NPV(A2,A3,A4,A5)
このサンプルコードではセル参照を用いてNPV関数を実装しており、A2セルに割引率、A3からA5セルにキャッシュフローを配置しています。キャッシュフローが不規則な間隔で発生する場合は、NPV関数の代わりにXNPV関数を使用することで正確な計算を行えます。
※上記コンテンツの内容やソースコードはAIで確認・デバッグしておりますが、間違いやエラー、脆弱性などがある場合は、コメントよりご報告いただけますと幸いです。
ITやプログラミングに関するコラム
- Canvaとは?使い方やアカウント登録などを初心者向けに解説
- git configで設定情報を確認・表示する方法
- 「Pythonはやめとけ」と言われる理由と学習するメリット
- Ubuntuのversionを確認する方法
- Geminiで画像を生成する方法|ChatGPTとの比較結果も紹介