スプレッドシートのCSC関数とは
CSC関数は、ラジアンで指定された角度のコセカント(余割)を返す数学関数の一種です。この関数は、ラジアン単位で提供された角度のコセカントを計算し、実数値として結果を返します。
コセカントは三角関数のひとつであり、正弦(サイン)の逆数として定義されています。つまり、CSC(x) = 1/SIN(x)として計算され、ゼロで割る操作が発生する場合にはエラーが表示される特徴があります。
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CSC関数の構文と引数仕様
CSC関数の基本構文は「CSC(angle)」の形式で表記され、angleパラメーターには計算対象となる角度をラジアン単位で指定します。引数angleには任意の実数値を指定でき、この値からコセカントが計算されます。
=CSC(1)
=CSC(PI())
=CSC(A1)
関数内で使用する角度値は必ずラジアン単位で入力する必要があり、度数法で表現された角度を使用する場合はRADIANS関数での変換が必要です。引数に文字列や論理値を指定した場合、エラーが発生するため数値データのみが有効となります。
CSC関数の計算結果と実行例
CSC(1)を実行した場合の結果は約1.188395106となり、CSC(-1)では約-1.188395106の値が返されます。また、CSC(4)では約-1.321348709の結果が得られ、正負の角度に応じて適切なコセカント値が計算されます。
=CSC(1) // 結果: 1.188395106
=CSC(-1) // 結果: -1.188395106
=CSC(4) // 結果: -1.321348709
特別な注意点として、CSC(0)を実行するとゼロ除算エラー(#DIV/0!)が発生します。これは0のサインが0であり、コセカントがサインの逆数として定義されているため、数学的に未定義の結果となるためです。
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