スプレッドシートのERF関数とは
ERF関数は、エンジニアリング系の統計計算で使用されるガウス誤差関数の積分値を計算する関数です。英名では「Error Function」と呼ばれており、統計学や確率論において正規分布との関連で重要な役割を果たします。
この関数は工学分野や統計分析で頻繁に使用され、特に確率密度関数の累積分布を求める際に活用されます。スプレッドシートではERF(lower_bound, [upper_bound])
という構文で記述し、指定した区間におけるガウス誤差関数の積分値を返却します。
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ERF関数の基本的な引数構造
ERF関数の第1引数「lower_bound」は下限値を指定し、第2引数が省略された場合は0からこの値までの積分を計算します。第2引数「upper_bound」が指定された場合は、第1引数が積分区間の下限値として扱われ、より柔軟な区間設定が可能です。
=ERF(-2.3, -0.7)
引数に数値以外の値を指定した場合、ERF関数は「#VALUE!」エラーを返します。上限値となるupper_boundパラメータはオプション引数のため、必要に応じて省略できる仕様になっています。
ERF関数の実際の計算例
単一引数での計算例としてERF(1)
を実行すると、0から1までの区間におけるガウス誤差関数の積分値0.8427007929が返されます。この結果は標準正規分布における累積確率の計算に直接活用できるものです。
=ERF(1)
=ERF(-2.3, -0.7)
区間を指定した計算例ではERF(-2.3, -0.7)
により、-2.3から-0.7までの積分値0.3210556296が算出されます。このような区間指定により、任意の範囲におけるガウス誤差関数の積分値を精密に求めることができるでしょう。
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