スプレッドシートの『VAR関数』とは？意味をわかりやすく簡単に解説

VAR関数は標本データから分散の推定値を計算するGoogleスプレッドシートの統計関数です。この関数は標本分散を求める際に使用され、各値の平均からの偏差の二乗和を標本数から1を引いた値で割ることで計算されます。

VAR関数の基本構文はVAR(値1, 値2, ...)の形式で記述し、最大30個の引数を指定できますが実際には任意の数の引数をサポートします。計算結果は標本全体の分散を推定する値として出力され、データのばらつきの程度を数値で表現できます。

【PR】プログラミングや生成AIを無料で学べる「コードキャンプフリー」

• 「Pythonマスター講座」

  

• 「ChatGPT基礎講座」

  

VAR関数の基本的な記述方法

VAR関数を使用する際は引数として数値やセル範囲を指定し、最低2つ以上のデータが必要です。例えばVAR(1,2,3,4,5)のように個別の数値を指定するか、VAR(A2:A100)のようにセル範囲を指定します。

=VAR(1,2,3,4,5,6,7,8,9,10)
=VAR(A2:A100)
=VAR(B1:B50,C1:C50)

引数にテキストが含まれている場合はエラーが発生するため、数値データのみを対象とする必要があります。データ数が1個以下の場合は#DIV/0!エラーが表示され、正常な計算ができません。

標本分散と母集団分散の計算違い

VAR関数は標本分散を計算するため、分母に標本数から1を引いた値(n-1)を使用します。一方でVARP関数は母集団分散を計算し、分母に全データ数(n)を使用するという違いがあります。

=VAR(A1:A10)  // 標本分散:(n-1)で割る
=VARP(A1:A10) // 母集団分散:nで割る

標本分散は不偏分散とも呼ばれ、標本から母集団の分散を推定する際により正確な値を得られます。母集団全体のデータが利用可能な場合はVARP関数を使用し、一部のサンプルデータから推定する場合はVAR関数を選択します。

※上記コンテンツの内容やソースコードはAIで確認・デバッグしておりますが、間違いやエラー、脆弱性などがある場合は、コメントよりご報告いただけますと幸いです。

ITやプログラミングに関するコラム

• Canvaとは？使い方やアカウント登録などを初心者向けに解説
• 
  git configで設定情報を確認・表示する方法
• 
  「Pythonはやめとけ」と言われる理由と学習するメリット
• 
  Ubuntuのversionを確認する方法
• 
  Geminiで画像を生成する方法｜ChatGPTとの比較結果も紹介

ITやプログラミングに関するニュース

• 
  姫路市が人材戦略セミナーを開催、竹中平蔵氏による基調講演で持続可能な企業経営を支援
• 
  株式会社キャリア・マムがえるぼし・くるみん・ユースエール活用セミナーを開催、選ばれる企業の未来戦略を支援
• 
  ツナガル株式会社が関係人口創出デザインセミナーをNoMapsで開催、地域外との偶発的出会いを持続的関係へ
• 
  アズームとRemoteLOCKがレンタルスペース無人運営セミナーを9月11日に共催、スマート空間予約の活用法を解説
• 
  山梨中央銀行がRAG技術活用の生成AIシステムYCB-AsIstを運用開始、融資業務の効率化に貢献