スプレッドシートのTIME関数とは
GoogleスプレッドシートのTIME関数は、時間、分、秒の数値を組み合わせて時刻データを生成する関数です。この関数は指定された時間、分、秒の値を時刻形式に変換し、スプレッドシート上で時刻計算や時間表示に活用できます。
TIME関数の基本構文は「TIME(hour, minute, second)」となり、3つのパラメータすべてに数値を指定する必要があります。文字列や文字列を含むセル参照を入力した場合は、#VALUE!エラーが返される仕様となっています。
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TIME関数の基本的な構文と引数設定
TIME関数では第1引数のhourに時間の数値、第2引数のminuteに分の数値、第3引数のsecondに秒の数値を指定します。例えば「TIME(11,40,59)」と記述することで、11時40分59秒の時刻データを生成できます。
=TIME(11,40,59)
=TIME(A2,B2,C2)
セル参照を使用する場合は「TIME(A2,B2,C2)」のように記述し、各セルに時間、分、秒の数値データが入力されている必要があります。小数点を含む数値を入力した場合、関数は自動的に小数点以下を切り捨てて処理を行います。
引数に無効な範囲の値を入力した場合でも、TIME関数は自動的に計算を調整して有効な時刻に変換します。「TIME(25,0,0)」のように25時を指定すると、自動的に翌日の1時00分として処理されます。
TIME関数の自動調整機能と数値処理
TIME関数は入力された数値が有効な時刻範囲を超えている場合、自動的に適切な時刻に再計算する機能を備えています。この機能により、計算結果が24時を超える場合や60分・60秒を超える場合でも正確な時刻表示が可能です。
=TIME(25,0,0) // 結果: 1:00:00 AM
=TIME(12,0,60) // 結果: 12:01:00
秒数に60を指定した「TIME(12,0,60)」の場合、61秒目(実際は60秒後の1秒目)として解釈され、12時01分00秒の時刻データが生成されます。このような自動調整により、時間計算の複雑な処理を簡素化できます。
小数点を含む数値が入力された際は、TIME関数が自動的に小数点以下を切り捨てて整数として処理します。例えば時間に12.75を指定した場合、実際には12時として認識され、小数部分の0.75は無視される仕組みとなっています。
※上記コンテンツの内容やソースコードはAIで確認・デバッグしておりますが、間違いやエラー、脆弱性などがある場合は、コメントよりご報告いただけますと幸いです。
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