スプレッドシートのXNPV関数とは
XNPV関数は不規則な間隔で発生するキャッシュフローに基づいて、投資の正味現在価値を計算する会計関数です。この関数は投資判断において、将来の収益や支出を現在の価値に換算して評価する際に使用されます。
XNPV関数は一般的なPV関数とは異なり、可変値のキャッシュフローと不規則な間隔での支払いを処理できる特徴があります。投資プロジェクトにおいて期間や金額が一定でない複数の収支を分析する場合に特に有効性を発揮します。
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XNPV関数の基本的な構文と引数
XNPV関数の基本構文は「XNPV(discount, cashflow_amounts, cashflow_dates)」の形式で記述します。第1引数のdiscountには1期間あたりの割引率を指定し、第2引数には投資に関連する収入または支出の範囲を設定します。
=XNPV(A2,B2:B25,C2:C25)
=XNPV(0.08,{200,250,300},{DATE(2012,6,23),DATE(2013,5,12),DATE(2014,2,9)})
第3引数のcashflow_datesには、cashflow_amountsで指定したキャッシュフローに対応する日付の範囲を設定します。キャッシュフロー金額のセルは投資家の視点から見て収入なら正の値、支出なら負の値で表現する必要があります。
NPV関数との違いと使い分け
XNPV関数はNPV関数とは異なり、定期的でない間隔のキャッシュフローを扱う点で優れた機能を持ちます。NPV関数が一定期間での定期的な支払いを前提とするのに対し、XNPV関数は不規則な日付での収支計算を可能にします。
=XNPV(0.1,{-1000,200,300,400},{DATE(2024,1,1),DATE(2024,3,15),DATE(2024,8,20),DATE(2025,2,10)})
cashflow_datesで指定された日付が規則的な間隔である場合には、処理速度の観点からNPV関数を使用することが推奨されています。XNPV関数は日付間隔が不規則な投資案件や、複数の時期にまたがる複雑な資金計画の評価に最適化された設計となっています。
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